内容説明
大きな松の木に巣をつくり、大空をゆうゆうと飛ぶコウノトリ。日本の各地に生息していたコウノトリを人びとは、しあわせを運ぶ鳥として、したしんできた。いま野生のコウノトリはいない。コウノトリがくらしていくには、ドジョウやタニシやカエルがいる田んぼや、豊かな自然がなければならない。コウノトリとの共生をめざして、今日も野生復帰作戦はつづきます。野生のコウノとリが飛んでいたころの、「ドジョウ一匹運動」「愛のきょ金」運動の精神が、いまも子どもたちにうけつがれ、コウノトリを応援している。
目次
1 野生最後のコウノトリ
2 コウノトリが空に舞っていたころ
3 太平洋戦争とコウノトリ
4 コウノトリを守ろう
5 コウノトリがあぶない
6 コウノトリをつかまえよう
7 人工飼育
8 松島さんとケージのコウノトリ
9 ハバロフスクからきた幼鳥
10 よみがえったコウノトリ
11 大空に飛べコウノトリ