お米は生きている―自然と人間

富山 和子【著】

講談社（1995/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 142p／高さ 22cm
• 商品コード 9784062075589
• NDC分類 K616
• Cコード C8036

出版社内容情報

日本人と米の関係をやさしく解説。わたしたちが毎日食べているお米。この米を通して、日本人がいかに自然とつきあってきたか、また、米が日本あたえた影響についてやさしく解説する。小学中級から。

内容説明

小学中級から。

目次

日本のお米
いね
国のはじめ
ため池と古墳
まつりがそだてられる
平野をつくる
五庄屋の話
森林をつくる
風景をつくる
新しい風景

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

第42回青少年読書感想文コンクール課題図書　高学年　27年度５年生教科書掲載（参考）　米作りという視点から、歴史をたどってみると日本の文化・風土が見えてきます。　『司書と先生がつくる学校図書館』より５年生向け。

2015/06/19

[motoryou]

「森は生きている」の後に読みました。森林と米作りの関係が2冊を通して、よく分かります。「21世紀のもっとも重要な資源は、水と土だ。」の言葉。クラスの総合学習で米作りをしている子どもたちにも届けたい言葉です。

2014/11/15

[ひの]

米が主食の日本民族、数年前に小麦の消費量が米を抜いた…つまり、主食を小麦に変更した、という事になっていますが…ご先祖様が力を合わせて命がけで作ってきた用水路、水田、稲作の技術…山に木を植える事で水を確保しようとしたり、険しい崖にも作ったり、隠れて米を作ったり（北海道？）…とにかく命がけで稲作をしてきたのに、今のこの減反で使っていない荒れ放題の水田、水田をつぶして住居に…更に輸入の小麦も高騰するのでは？そんな事を考えていたらちょうどこの本にであいました。言いたい事が凝縮されていました。４年生～に薦めます

2015/09/15

[がばいおばちゃん]

日本という国そのもののが、お米とその文化によって形成されていることがよくわかった。九州にいた時には景色になっていた水田風景が、都会ではほとんど目にすることがなくなったことに改めて気付いた。和食も世界遺産になったことだし、お米とその文化を大切にしていくことが「日本を取り戻す」じゃないの？グローバルだけが成長じゃないんじゃないかなぁ。減反政策は廃止にするらしいが…。食糧自給率は究極の安全保障なんだなぁ。外国はまず、自国の農業を優先している。ＴＰＰの交渉が心配になる。

2014/01/25

[デンプシー]

お米が愛おしくなる。

2015/11/23