内容説明
「エスクァイア」日本版人気連載“クラブ・シャングリラ”完全収録。観る、聴く、食べる、遊ぶ―知的快楽を刺激する。人生を死ぬまで楽しむ「万」の秘訣。
目次
週に一度はジャンク・フードを食べたい
古本屋の親爺と会話する愉しさ
ベッドがひとつにテレビがひとつ、あとは本が積んであるだけの生活
彼らは生きながらにしてモッズ
思いつきを形にするかどうか?やった人の勝利
わかったふりをせず、自分のスタンスで堂々と
芸術家はだらしのないものだ、なんて通用しない
自然に「サンキュー」と感謝の気持ちを伝える
わからない人には何だかサッパリわからないから素晴らしい
ポジティブに、実体のあるものだけが力を持つ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
踊る猫
19
改めて読んでみると、意外と話/話題の飛びっぷりが酷いのに苦笑してしまう。真剣勝負な緊張感も漂わせながら(このふたりも、お互いに馴れ合いの関係を築きたいとは思わないだろう……か?)、しかし座談の弛緩した、リラックスした空気感を演出しつつ。結果として生まれたのは、なんでそんな方向に!? という(本人たちも)先が読めない「セッション」だったりする。これこそコミュニケーションの醍醐味なのだけれど、効率良くなにかを学びたい行儀が良い人にとっては時間とお金の無駄、という話になるのだろうな。渋くならない40代の姿である2019/11/09
金北山の麓に生まれ育って
1
【スノッブ不良オヤジのバブル期雑誌連載対談】団塊世代特有の根拠無き自信(高度成長の空気を吸って育ったから?)強烈で反発し違和感を感じた、当時ありがちな日本をけなす薄っぺら無責任与太話が多く閉口。しかし個々の作品への眼力は確かで面白かった。批判にも嫌味が無く育ちの良さを感じる、憂鬱や屈託が無いのか?70歳の今も同じノリでFM対談番組をやってる、筋金入りの遊び人だったのだ、羨ましい。北野武がゲストだったり料理屋の女将の独白を唐突に混ぜたりとか印象深い。村上龍は本書に超辛口の後書きを寄せてて笑わせてくれた。2020/08/09
Natsuhiko Shimanouchi
0
不良でエレガンスの手引き2020/12/05