内容説明
最高峰のパイロット・スクールの全貌。超一級の戦闘機乗りは、どう訓練され、誕生する。生と死が隣り合わせる苛酷な日常のドキュメント。
目次
第1章 インスピレーション
第2章 第100期生
第3章 テストパイロット第一号
第4章 パタクセントリバー海軍基地
第5章 テストパイロット訓練部
第6章 最高級の技術者
第7章 考えるパイロットであれ
第8章 勉強、勉強、また勉強
第9章 卒業とその後の過酷な運命
第10章 テストパイロットの妻たち
第11章 「ゴスホーク」の蹉跌
第12章 理由ある反抗
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かしこ
1
面白かったー、作者はパックスリバー100期生達と生活を共にし、個性的なテストパイロット達と仲良くなり、その家族についてまで掘り下げて描いている。古い本なので冷戦が終わったばかり、政治状況も飛行機のハイテク具合も現在とは全く違う。その時代の雰囲気もよくわかる。2019/05/02
Eightman
0
パタクセントリバー米海軍航空基地では、1943年に運用を開始し、数多くの新型機、改良機の評価が行われてきた。本書は、その歴史と具体的にテストパイロットがどのようなテストを行ってきたかを、実際の取材も入れて述べている。非常に長編であり、航空機に興味のない人に取っては退屈な本に間違いないが、航空ファンとしてはなかなか面白かった。読み終わって、インターネットで、パタクセントリバー海軍航空基地を検索すると、F-35Cの評価の様子がYouTubeにアップされていた。どっこい、テストパイロットは健在であった。2014/05/12