恵比寿屋喜兵衛手控え

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062067294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

訴訟事の“公認世話焼き”恵比寿屋喜兵衛のもとに若者が依頼に来た。兄が見ず知らずの男に手付金を返せと訴えられたという。さては公事師の詐欺事件か―。夫婦にしのびこむ隙間風と老いを感じながら、喜兵衛が見届けた事件の真相は?江戸のお裁きの真実に迫る本格時代サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のん

14
直木賞受賞作品。江戸時代の裁判の様子が、公事宿恵比寿屋の喜兵衛を主人公にえがかれている。とても緻密で読んでいくとみえてくる背後の存在。 面白かったです。2018/10/12

シロナガススイカ

13
『四ツ谷塩町手付金出入一件』/江戸時代。旅人宿では公事訴訟事の世話焼きをしていた。/時代もの、しかも法廷ものでどうも慣れず、難しいなーと思いながらもなんとか食らいついた。苦戦した割には掴みどころのない筆致、展開でなんともいえない心持ちだが、勉強にはなった。なんの? かはよく分からない。別に面白くもあった。そういえばあまりみた覚えがないが、お白洲には面白い物語がいっぱいあるんだろうなぁ。そういう気づきを頂きました。まる。2025/04/22

ちゃこ

4
第110回(1993年下半期)直木賞受賞作。[1993年10月刊行] 文化12年(1815)10月〜文化13年(1816)晩夏。紬の代金をめぐっての訴訟を扱うことになった公事宿(旅人宿)「恵比寿屋」の主・喜兵衛。旅人宿と百姓宿の対立、病床の妻と妾(と隠し子)の存在、金の亡者の元兄弟子、等々、訴訟以外にも多々悩みのタネはあり…。/綿密な時代考証をもって描かれる江戸時代の訴訟と裁判や、予想できそうでできない展開は佐藤氏作品ならではの面白さ。色々と含みのあるラストも好かった。 /[2014ー151]2014/08/01

tomoka

3
佐藤雅美作品初読み。相関図をメモしながら読了。好きな文体です。2025/04/27

須那 雄太郎

1
津山市立図書館2025/03/17

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