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出版社内容情報
虫ぎらいを克服したいと願っている文筆家・イラストレーターの金井真紀さんが、昆虫館の飼育係、虫のアーティスト、教育学者など、虫の達人にインタビューしながら、虫との付き合い方を模索する本。はたして、虫ぎらいはなおるのか? 既6巻
内容説明
虫ぎらいを克服したいと願っている文筆家・イラストレーターの金井真紀さんが、さまざまな虫の達人にインタビュー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
99
虫嫌いの著者が虫に関わる達人7名からいりりな視点で虫の面白さ、素晴らしさを聞くという本・私は虫は全然平気だが今、虫嫌いの人が身近にたくさんいるのが少し残念。蚊や蝿や、ゴキブリなど害虫と呼ばれる虫もどこかで自然のサイクルの一つとして生きているのかもしれない。皆さんの話面白かった。「子ども電話相談」でも活躍している久留飛先生の話、関西弁まじりで昆虫をユルくかたっていたのが印象的。いろんな虫も環境の変化でどんどん姿を消しているのが残念。図書館本2022/04/03
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
53
虫嫌いを克服するために、虫に関わる人達7人に取材へ。虫に関わる人々の話はとても面白く興味深かった。私も虫は平気なので、毒虫以外は大体、触ることが出来る。だから、子供も案外平気な方である。子供が虫好きかどうかは母親に影響されることに納得。虫嫌いの母なら「汚い、危ない」と言って触らせないからと。虫の世界も知る事や、視点を「虫を人、モノ、コト」と変換する事で見方が変わるなど、勉強になりました。2022/04/21
アナクマ
41
虫嫌いの著者が、7人の達人を訪ねる。人は何歳から虫嫌いになるのか?に始まり、多摩の昆虫園に至るまで。◉達人たちのふるまいと同様に、ふんわりと、無理強いすることなく、(たぶん多くの)虫嫌いを引率しながら、ゆっくりと虫好きの世界に分け入る。◉おもしろがるところから始めるしかないかなーと思います(p.146)。絵を描いたらいいんじゃないかな?(p.58)。識ることだよね。◉著者の「任務」は多様性を面白がること。「嫌い」がもつ魔力や暴力性に言及している末尾、ここが本書の最重要ポイント。誰にも読みやすい。2019/08/12
oldman獺祭魚翁
35
図書館 虫が嫌いな人は何時から虫嫌いになるのか?確かに子供の頃は平気でダンゴ虫も蟻も触ってたよね? ということで、虫嫌いの著者が自ら身体を張って虫の関係者に会いに行くという一冊。娘からのお薦め本だが、中々面白い。併せて7人の人に会いに行くのだが、虫を研究していても、決して虫好きとは限らないのが面白い。2019/09/01
かおりんご
29
エッセイ。仕事柄、虫に接することが多い。仕事中は、平気なふりをしているが、本当は虫が大嫌い。触れもしない。少しは好きになりたくて読んだけれど、急には好きになれなそうだ。子供たちには、「虫なんて気持ち悪い」とだけは言わないようにしようと思う。2021/09/17