内容説明
これは現実離れした夢や幻の類ではない。臨死体験によって、深い精神性と価値観と人生の目標を持って生まれ変わり、劇的にその人生が一変した、一人の女性の魂の遍歴の書である。
目次
第1部 終わり(思い出;サークル・ベッド;二度目の臨死体験;サナギ;謎めいたできごと;自分が輝けるところに行きなさい;サークル・ベッドからの眺め ほか)
第2部 はじまり(IANDS研究会;同時性;子供の世話をしなさい;見知らぬ国の見知らぬ人;よき仲間;ウィリー;メルビン・モーウ医学博士 ほか)
第3部 一巡して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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4
本書は臨死体験者であるバーバラ・ハリスが自らの体験談及びIANDS(国際臨死体験研究協会)での活動や取り組みをまとめたもの。重度の脊髄損傷患者であった著者は、スイミング・プールで怪我をして症状を悪化させてしまう。サークル・ベッドで寝ているときに、昏睡状態となり、幽体離脱の感覚を体験する。この体験後は物質的な面についての価値を求めないようになる。またこの体験後著者は、不思議な感覚を身につける。神秘的体験について非科学的、オカルトとして片付けず実例としてまじめに研究報告をした本書には貴重な証言が載っている。2013/01/01