内容説明
秘めた恋人の面影を求めてうつろう光源氏の愛。流麗な文と絵を最高の印刷技術で織りあげた源氏物語絵巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
23
「源氏物語」をまともに読んだことはないが、光源氏を俺と表現して、一人称で語る源氏物語の男っぽさ(?)が良かった。光源氏の女遍歴をだらしなく描ける田辺聖子さんはすごい。 狐のばかしあいのような岡田嘉夫さんの絵も、皮肉っぽくて良かった。2024/01/11
maekoo
0
こちらは絵草紙ほどの妖艶さは無いものの物語世界を表す四季折々の様々な表現がされておりカラーと白黒が混在した岡田氏表現の源氏物語が楽しめます こちらの文は源氏は「おれ」、薫は「ぼく」と表現され一人称形式で物語が進められて行き初心者にはすんなり、読み込んだ人には視点を変えた内容で面白く読めます 様々な帖を割愛していますが物語世界を崩しておらず1冊で源氏物語世界を楽しめる良書です2019/02/02