内容説明
民衆をたいせつにした長沙の太守孫堅は、諸国の豪傑がしぜんに集う人望をそなえた大将。が、戦場では、一変した勇猛さを見せた。それが孫堅の悩みでもあったが…。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パル子
2
私が三国志を好きになるきっかけになった本です。作:斎藤洋/絵:モンキーパンチ。やさしい伝記口調で書かれており、読んでいてワクワクし、退屈させません。英雄の勇姿を鮮烈に描いた一方でいくさのむごさを強く訴えかけてくる一冊です。部下の祖茂が主君である孫堅の赤兜を奪い、自ら囮になって討ち取られたエピソードは涙なしには読めません!彼は自分の命を呈してまで孫堅に忠告をしたのです。「孫堅を討ち取ったぞー!」という適の声が聞こえます。無数の死骸のなかに、ひとつだけ首のない生暖かい死体を見つけた孫堅は、大泣きしながら自信の
なつき
1
他の三国志と絵の雰囲気がまったく違う。普通の三国志では書かれていない呉のことが詳しく書かれていて面白い。魏書も読んでみたい。 祖茂が孫堅のカブトをかぶり、身代わりになったエピソードが悲しくて心に残った。2014/03/15