内容説明
自動車は突然生まれたわけではない。長い人類史の果てに生まれたのである。現代は人類史の最先端にあるわけだが、自動車は歴史の軸の先端に危うい形でぶら下がっている。自動車を21世紀に生き延びさせようとすれば、近代の矛盾をあきらかにし、近代のマイナスに思い至る必要がある。
目次
旅立ちの前に
スカイラインと源義経
ローレルと四帖半文化
レーシングカーと法隆寺
ベンツとカタナ
裸電球の下の日本誕生
クルマブームと邪馬台国
神話とモータースポーツ
伊勢神宮と地球破壊
科学と宗教の接点
騎馬民族とポストモダン
旅を終えて
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- 和書
- 昔々の昔から