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内容説明
中学内格差の頂点・能美征二による謀略は去った。“スカイ・レイカー”も加速世界に復帰し、これにより黒雪姫率いる“ネガ・ネビュラス”は、他の軍団に見劣りしない勢力となっていった。とある日、ハルユキは軌道エレベータ“ヘルメス・コード”に日本の“ソーシャルカメラ・ネットワーク”が導入されるというニュースから、新たなるゲーム・ステージの気配を察知する。“宇宙”ステージ。そこに辿り着いたハルユキは、“謎の運営者”から提供された、“ブレイン・バースト”史上でも最大のミッションイベントを体感する―!「…鴉さん。これは、どういう、ことですか?」それはさておき、同時進行で発生していたのは、黒雪姫とハルユキのお泊まりイベントで、さらにそこに“スカイ・レイカー”ことフーコさんも乱入してきて―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェシャ猫
44
ブレイン・バーストの世界で軌道エレベーターが構築されたシーンなんかは、頭のなかでこんな感じにアニメ化されたんだろうなぁとイメージが膨らみました。前の巻で黒雪姫とレイカー先生の仲が戻ったと思ったけど、未だに残るわだかまり、そしてハルユキの頭のなかで聞こえる謎の声の正体とは?次の展開が楽しみですね。2017/03/02
Yobata
39
スカイレイカーこと倉科楓子が戻り、チユリも合流し、ネガ・ネビュラスは他にも見劣りしない勢力になった。そんなある日、軌道エレベーター「ヘルメス・コード」に日本のソーシャルカメラ・ネットワークが導入されるというニュースから、新たなるゲームステージを予感したハルユキ。そこに待ち受けていたのは宇宙ステージだった。その初舞台を記念して行われることになったレース大会にネガ・ネビュラスも参加し…。フーコ師匠とチユリも増えてハーレム化。お泊りイベントまで発生しちゃってあらまぁw→2012/07/26
オセロ
33
遂に舞台は宇宙へ。それに伴い始まった期間限定イベントのヘルメス・コード縦走レースに参加することになったハルユキたち。そこで加速研究所の妨害に合う中でのクロム・ディザスターの誘惑に、その根底にある心意システムのことなどまだまだ疑問は尽きませんが、一番の目的だった《ネガ・ネピュラス》の新たな仲間でハルユキの恩師でもあるスカイ・レイカーの心残りを晴らす展開は熱かったですね。2024/08/07
トミーリョ
29
宇宙キター!! 軌道エレベーターが出てくるだけでも燃えるのだが、さらに縦走レースというシチュエーションが良い。≪ネガ・ネビュラス≫の面々も良いが、前巻に続いてパドさんとアッシュ・ローラーが魅力的。特にアッシュ・ローラーがこんなにかかせない存在になるとは一巻時点では予想できなかった。ラストの≪スカイ・レイカー≫完全復活の流れも描写がキレイで感動。反面、ベテランプレイヤーキャラが増えるに連れてタクムの存在意義が……。二巻で得た解説役ポジションが早くも危うい感じで、この先の彼の出番が不安になる。2013/02/18
KEI
27
購入。手放しで賞賛。面白すぎるわ。予想出来る部分も、それ以上の展開で応えてくれる。ハルユキはリアル・BB共に人との繋がりの大切さを理解したが、やはり根底は暗い。アバターの姿はBBが恐怖や欲望、強迫観念を濾し取って作り上げる。それほどまでに影響を与えているものだから一朝一夕では拭えない。ましてや、溜め込むタイプのハルユキなら尚更だろう。 これから、また彼に対して風当たりが強くなるのだろう。どうか、負けないで欲しい。続きはコメへ2010/06/09