内容説明
巨大な今西学の到達点。自然学・進化論・山の世界。今西学の中核第九随筆集。
目次
自然学の展開(混合樹林考;生態学と自然学とのあいだ;『生物の世界』への回帰;自然学から見たわが国の自然―生態学から生物地理学への復帰;プロトアイデンティティ論 ほか)
進化論の展開(進化論の現状;カゲロウから進化論まで)
山(山との対話;山名は復旧できるか;北山百山に寄せて;湧谷山か丁子山か;35年前の取立山の遭難をおもう;わが山の美学わが地図の美学―日本千五百山登頂を果して ほか)
マンモスの牙(万年雪問答;マンモスの牙―カルチュア・ギャップは解消しうるか;リチャード・リーキー著『人類の起源』監修のことば;中西悟堂の死を悼む;世界宗教の出現 ほか)