内容説明
なつかしく、ゆるやかな風に吹かれて歩く東京エッセイ!日本橋丸善でインクを買い、ブラッサイの写真集をめくっていたら、時計は午後の1時をまわっていた。高島屋横にある美国屋でうな重を食べることにした。数十分ぼんやりと、うなぎの焼きあがるのを待った。目の前の壁にモンドリアンの絵のような、地下鉄の路線図がはりつけてある―。人気イラストレイターの目にうつるさまざまな魅力を秘めた東京の町々!
目次
冬の町―深川・冬木町あたり
キュビズムの町―赤坂
私鉄沿線―戸越銀座あたり
木芽おこしの雨―新橋・烏森あたり
地蔵の町―巣鴨
男と女の町―歌舞伎町あたり
京成サブのこと―青戸・柴又あたり
西部国境警備隊―八王子千人町
雨の降る町―錦糸町・猿江あたり〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らっそ
5
勤務先が赤坂にあった頃、水丸画伯のご実家があったであろうあたりにあるセブンイレブンで珈琲を買っていた。一ツ木不動尊とあるのは赤坂不動尊のことかもと思って読む。バブルで壊れる前の東京ってこんな感じだったんだろうな。2017/02/21
odorusyounikai
1
図書館の水丸さん追悼コーナーから何気なく借りた本だが、予想外に面白い。連載された昭和61年から、昭和30-40年代の様々な思い出を回顧しながら東京の街を歩く。知られざる旧跡など歴史的背景も紹介。昭和61年から30年近く経ってしまい、水丸さんは鬼籍に入った。古い地図と一緒に読みなおしてみたい(訪ねて歩くのはちょっと無理かと思うので)。2014/04/09
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