感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サク
36
バスの事故にあい、第四領域症候群という診断から、左半身が麻痺し車椅子生活になってしまった大石さんが自分と格闘しながら、『死』について考えさせる一書。いじめをかんがえる絵本『おおきなあな』と共感できる。彼女の死にたいという『あな』を埋めたのは自分を必要としてくれる人たちの心であった。多くの闇を持って生きている人が数多くいる。今ある自分の闇を乗り越えて、同じ闇を抱えた人を救うために今自分は生きていくんだと決めてほしい。死ぬために生まれてきたのではない。誰かを幸せにする為の今の自分の闇であることを感じてほしい。2015/04/05