内容説明
“私がじかに接し得た巨人は高村光太郎ひとりだった”詩人の魂がもう一つの孤独な魂と深く共鳴する―。合理と神秘、頑固と寛容、繊細と強靱、比類ない高さ。光太郎四十代からその終焉まで、敬愛し、親炙した「巨人」の姿を、わが心のなかに鮮やかに構築する。草野心平「高村光太郎論」の一大集成。読売文学賞受賞。
目次
詩「高村光太郎」
大いなる手
手紙
光太郎に関する覚書
光太郎の詩業
詩と彫刻との関連
光太郎書の3つの時代
光太郎と賢治
わが青春の記
山に訪ねて
光太郎・智恵子
新進詩人
永い話
その夢
「東京へ帰ろう」
1つの特性
高村さんの断片
山の詩碑除幕式
霞ケ城の詩碑
光太郎の再評価
終焉日記
詩「高村光太郎死す」
感想・レビュー
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