内容説明
しずまりかえった深夜の街路で、たしかに見た、あの“光る家”。眠れない夜がくるたびに、ぼくはさがさずにはいられない。あの“光る家”と、そこで出会った大きな目の女の子…。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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児童文学なのであっさり読了。有名な作品は全て読むつもり。子どもの目線。2013/11/27
Yoshie
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世の中こんなにうまくいかないし、こんなに良い子もいないんじゃないかと思うけれど 心の描写が良いなと思いました2021/01/05
Opus13
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長く濃い影が、作家の心に落ちている。たちこめる死のにおい。真夜中のトンネルを抜け、曙光に照らされるようなラスト。主人公らに幸せあれと祈らずにはいられない。著者は「これが自分の最高の作品だということを覚えておいてほしい」と言い残して逝ったという。すべての大石作品を読んだわけではないが、きっとそうなのだろうと思わされる。2020/08/20