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内容説明
陸前花山村の於莵(周作)は腕は立つが短気者。誤まって近くの荒尾道場に押しかけた末、兄春太郎を谷に落とし妹奈々江を犯してしまった。故郷を出奔した周作は、江戸の一刀流道場浅利又七郎の門をくぐったが、美少女・綾の剣に己が未熟さを思い知らされる。恋の恨みの狂気にもまきこまれ、剣難女難の毎日。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちばと~る
15
以前、司馬遼太郎版の千葉周作『北斗の人』を読んだので読書稽古のつもりで山岡荘八版の千葉周作を読む。若いころはキレやすいおバカな若者だった周作先生ですが、浅利道場や中西道場での修行で逞しく成長。2巻が楽しみ。2015/04/07
旗本多忙
12
15歳の悪ガキ少年の於莵(後の周作)が、木に宙吊りにされたり、名門浅利道場で小娘の綾に、天狗になってた鼻をへし折られる所などは、まるで武蔵か石舟斉の若きおりみたいな感じがした(笑)於莵の不始末により村を出た千葉家族は江戸に向かう。父の幸右衛門は寿貞と変名し医者になり、於莵は前髪を落とし周作と名を変え浅利道場に剣を向ける。負けた約束で下男として剣の修業に励むこととなるが、周作を慕う二人の女人は‥‥テンポ良く、思った以上に面白い!2018/02/16
Tetsuya Suzuki
0
再読2015/09/20
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