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内容説明
江戸に幕府を開いた家康の封建政治はようやく人々の理解を得て根づくかに見えた。日本は世界一の進歩国として世界に知られ,国内では秀忠に嫡子竹千代が生まれて徳川の基礎も固まった、と思われた。が、次期政権を望む淀君と秀頼にとっては竹千代出生は大きな不安の種となり、再び乱世のきざしが。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
177
『★山岡荘八版徳川家康全26巻完読幕府』 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11539472?sort=book_count&order=desc 漸く、第二十巻まできました。『大御所 徳川 家康&二代将軍 徳川 秀忠 誕生』の巻でした。淀君は史上最凶の毒母かも知れません。続いて第二十一巻へ。トータルの感想は、全26巻完読後に。2020/04/06
keroppi
71
家康に孫(後の家光)が生まれ、家康の泰平構想が大きく前進する。家康の知力と、淀君の愚行。時代は、さらに流れていく。1983年にNHK大河ドラマでやったのを調べていたら、大久保長安を津川雅彦、於こうを加賀まりこがやっていたようだ。見たいなぁ。2020/04/11
ともくん
57
泰平の世も、まだ過渡期。 戦国の世が、まだ抜け切れていない。 何とか、泰平の世の基礎を固めようと知恵を絞る家康。 その中での淀君との対立。 淀君の愚ばかりが目立った。 家康は、将軍を辞任して、安定した泰平をどう固めていくのか。 家康の手腕が試されるとき。2019/11/29
財布にジャック
57
前巻から3ヶ月近く経ってしまい、どこまで読んだのか忘れてしまいそうになりました。この巻は大久保長安が主役なのかと思うほど長安が出てきました。ところが歴史に疎い私は、この長安とはいったい何者なのか知らなかったので、慌てて調べました。家康に仕え、金山採掘に尽力する優秀なブレーンなんですね。遂に後の三代将軍になる男子誕生で、淀と秀頼は追い込まれて行きます。上洛を断ったあたりから、読んでいてイライラして胃が痛くなりそうでした。歴史物って先が見えているだけに辛いです。2012/08/19
さつき
51
太閤の亡くなった年である、齢六三歳を迎える家康。将軍位を秀忠に譲ることを考えます。秀忠のもとにもやっと嫡男が生まれ、それと時を置かずに秀頼の初めての子供も誕生します。その事件により秀頼淀殿の間にも波風が。淀殿は本当に不幸な女性。その不幸を自ら招き寄せている面もあり、同じ女として読んでいて居たたまれない気持ちになります。新しい登場人物としては山っ気たっぷりな大久保長安や三浦按針が!広い世界に向け物語も動いていきます。2017/03/09
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