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内容説明
西炯子が鋭く描く、猫と家族のヒストリー。
「そのネコの記憶は父が35年ローンで東京郊外に建てた家から始まる」
ある、四人家族の長男・航(わたる)が拾ってきたシロめぐって綴られていく家族の物語。
成長する子どもたちそして家族は少しずつ形をかえていく――
ひりひりするようなリアルを含んで1話1話展開されていく、よみきり連作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
95
四人家族が新築の家に引っ越した直後にやってきた白猫のシロ。その一家の17年間の物語。物語が進むにつれてネガティブな展開しか予想できないことがいくつか起こったりもする、その色々な場面で「シロがいて」、それは本当にただそこにいるだけで力をくれたり、肩の荷が下りるようなきっかけをくれたり、家族の進む道を見出ださせてくれたり…、途中結構辛いことがいっぱいあったのに、読み終わったときには不思議と温かい気持ちになった。2018/09/27
ちゃりんこママ
40
よくありそうな家族の亀裂を描いたホームドラマ。父親の浮気現場を目撃したとか、ありがちな話。建てたばかりの新居で、可愛くはない捨て猫のシロを飼う辺りで、この家族はすでに救われているようです。夫の愛人宅へ乗り込む、お母さんのセリフ「あなたのものではありません」は不倫に対する至言。家族にどんな不祥事が起こっても受け入れる場所が「家」だと、思い知らされる。2018/06/02
exsoy
39
どんなにダメになっても見捨てられない、それが家族。2020/04/30
ぐうぐう
29
ここ数年、新刊ラッシュが続く西炯子。今回も三冊同時刊行だ。これだけラッシュが続くと、正直カラ回りしている作品もあるにはあるが、あえてスタイルの違う作品を次から次へと描き出せるのは、それだけ西炯子がノッテいる証しでもある。表紙とタイトルからわかるように、本作は猫をめぐる物語だ。捨て猫シロが成長していく過程が描かれているが、シロは狂言回しに過ぎない。要は、この一家の成長の物語なのだ。決してほのぼのとした内容だけではない。意外と現実的なエピソードも多く、毒もある。(つづく)2018/05/19
ぐっち
26
表紙のシロのブサさに手に取ってしまいました。4人家族に拾われたシロと家族の17年間。いい話ばかりじゃないところが西さんらしい。2018/05/20
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