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- > 講談社 山岡荘八文庫
内容説明
信玄陣没の風聞に接した家康は、武田勝頼の機先を制して長篠城を手中に収めた。同じ日、越前では信長が朝倉義景の首を実検していた。戦乱の猛火はますます拡大しつつある。一方、女の世界では、愛妄お愛の方とお万の方の母性の焔が、築山殿の妬心の妖火が、戦国女性の愛憎の炎となって燃えさかる…。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
182
『★山岡荘八版徳川家康全26巻完読幕府』 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11539472?sort=book_count&order=desc 今回は、第六巻、浅井・朝倉滅亡&お市の方の巻でした。戦国時代の歴史小説の割には戦闘シーンが少ないのは何故でしょうか? 続いて第七巻へ。トータルの感想は、全26巻完読後に。2020/03/18
ともくん
68
家康の真価が問われる。 徳川家の至る所で、ゴタゴタが起こる。 対処の仕方で、初めて将軍の器が分かる。 親と子の戦い。 女と女の戦い。 この危機を、どう乗り切るかで家康は、成長してゆくのだろう。2019/06/11
さつき
44
この巻は、はりつけ、のこぎり曳きなどの残虐な刑死やお手討ちなど衝撃的な場面が多かったです。特に大賀弥四郎の妻子の話しは印象的でした。貧から二人三脚で身を起こしたのに何の相談もなく謀反を企てた夫。その夫にあくまでも殉じようとする妻の気持ちは正直理解できません。自分はともかく幼い子どもたちを酷い死から救いたいと思わないのか不思議でした。まあ、あまり普通の感覚の人間では物語にならないでしょうけど…家康の周囲でも築山殿の策謀、息子信康と徳姫の不和が高まってきて悲劇の色合いが強くなってきます。次巻も楽しみです。2016/10/30
KEI
41
再来年の 大河ドラマの予習で読み始めたわけでないが、この調子だと、ドラマが終わっても読み終えてない感じになってきました。6巻は魅力的な悪役 大賀弥四郎の謀叛失敗の巻きです。同時期の朝倉・浅井氏滅亡というメジャーな事柄の影に隠れた、知らない歴史を知ったかな。脚色してる気もするけど。あと20巻楽しんで読もう。2021/11/03
kawa
39
武田勝頼との攻防が続くなか、信康の狂乱、そして遂に大賀弥四郎の陰謀が露見。弥四郎の妻・お粂の覚悟が悲しい。築山御前や信康の運命は…。2021/12/13