内容説明
本全集は、西洋の先史・古代から現代までの絵画作品を１４４点（１巻につき６点×２４巻）を選び、１点ずつ詳しく鑑賞・解読しながら、同時に関連する美術史上の問題（主な主題、技法、主要な概念、興味深い現象など）や歴史上の問題、作者の美術史的位置づけなどをわかりやすく論じた。
目次
総論（激動のイタリア・ルネサンス）
各論（モナ・リザ―謎をよぶ神秘の微笑 レオナルド・ダ・ヴィンチ；アテネの学堂―一堂に会した古代の天才たち ラファエロ・サンツィオ；アルピエの聖母―地上に降りた聖人たち アンドレア・デル・サルト；十字架降下―美しくも不思議な〔キリストの死〕 ポントルモ；愛のアレゴリー―典雅にして難解な寓意画 ブロンズィーノ；最後の審判―危機と恐れの宇宙的終末図 ミケランジェロ・ブオナローティ）
感想・レビュー
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例えば「モナリザ」の絵画一つとっても、絵の謎から同時代の女性肖像画との比較、ダ・ヴィンチの“女嫌い”問題や人生、後世の画家のモナ・リザパロディまで幅広く解説されています。しかもオールカラーで紙質も印刷も申し分なし。専門書ではありませんが、絵画の魅力や背景を知るのには最高のシリーズです。全24巻、どの巻を読んでも切り口が面白い！今は図書館で我慢していますが、ゆくゆくは全巻手元に揃えたいと思っています。2012/02/17
