講談社文庫<br> 就職戦線異状なし

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講談社文庫
就職戦線異状なし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061851474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

暴走する若さ、純情きわまる愚行の限りを尽くす大学生たちを襲う実社会の試練“就職”の実態を描く長篇小説。講談社、文春、新潮社からフジTVなどマスコミへの入社へ向けての大奮闘。高額初任給とやりがいのある仕事、恋愛まではたして就職戦線の勝利者となるのは誰か?若者たちに大人気の映画原作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

12
石田衣良の「シューカツ」朝井リョウ「何者」といった就職活動物を読んでいたので、映画にもなっているこれを読んでみた。ふた昔ぐらい前のバブル時代のシューカツ。方法は変われど、悩みや嫉妬はいつの時代も変わらないんだな。2015/11/28

sachi

2
1990年の就職活動の様子だから、今とは様相が違うかもですが、それまで温い大学生活を送った生徒が、社会の通過儀礼、就活を経験しなが悶絶する様子が伝わってきます。「物心ついてからこっち選択不能の人生を強要されてきたから、、」一体何の仕事をしたい?とつつ、登場人物達は世の就活活動へ押し流されていく。ハチャメチャな早大生の設定で、皆、想定外な方向へ進んで行くのですが、さて、今の日本の世とどれ位違ってきているのかなあ。2018/09/02

来古

2
バブル時代に刊行された小説。「あの頃はこんな時代だったんだな」と感じながら読了。事前の予想ほどのバブル感はなかった。2017/01/22

みほ

1
「ガキが大人になったかどうかの目安は、職業選択の幅がどれだけ狭まってしまったかなんだろうな」  映画ではいかにもバブル期なストーリーでしたが小説の方は25年も昔でも意外と就活生の悩みは『何者』(朝井リョウ)で描かれていたものと変わらない。2017/04/09

なかち

1
内定獲得レース。コネで広告代理店へ。クリエイティブな仕事がしたい。スパイダーマンとの対話。会社説明会解禁は九月五日、法的拘束力はない、読売新聞は七月中に入社誓約書。セミナー(入社説明会)でめぼしい学生に内々定。リクルーターが突然電話やDMでスカウト。「私の読書歴」を書かされる。NHKは地方局に飛ばされるからダメ。落ちた出版社の本を捨てる。「職業に貴賤なし、ただし上下はある」。大手企業への就職は「心優しい夫」への切符。落ちすぎて気がおかしくなる。作文は課題そのまま書かずに捻りを加えなきゃいけない。2011/08/09

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