内容説明
俳人・種田山頭火の人間的魅力を描ききった長編力作。迷いに生き、酒に生き、借金に生き、ひとに頼って生きた山頭火。それでいて、ひたすら素朴に、生死のなかの透明な句を一心一途につくろうとするにくめない人間でもあった。その迷いのある俗性こそが、人間らしい親密ななつかしさを呼びおこしてくれる。
目次
ちしゃもみ
炎天の街
南無観世音
行乞
三八九
年齢とれば故郷
因縁の仲
ちしゃなます
てふてふ
孤寒
花曇り
遍路
一人一草
虫のいのち
俳人・種田山頭火の人間的魅力を描ききった長編力作。迷いに生き、酒に生き、借金に生き、ひとに頼って生きた山頭火。それでいて、ひたすら素朴に、生死のなかの透明な句を一心一途につくろうとするにくめない人間でもあった。その迷いのある俗性こそが、人間らしい親密ななつかしさを呼びおこしてくれる。
ちしゃもみ
炎天の街
南無観世音
行乞
三八九
年齢とれば故郷
因縁の仲
ちしゃなます
てふてふ
孤寒
花曇り
遍路
一人一草
虫のいのち