内容説明
警視庁の元中堅幹部が、なぜ連続殺人という重大犯罪に走ったのか。警察仲間の人気もので、結婚披露宴の司会を１６５回もする記録保持者、自称〈警視庁宴会部長〉の沢地和夫―その事件にいたる点と線をたどっていくと、意外な人間模様がうかびあがる。警察官犯罪の原点を綿密な取材で明かすルポルタージュ。
目次
殺人ドライブ
婆さんが生き返った
この世を花に
結びの神サマ
大衆割烹『はし長』
カネが欲しい
ワルの世界
津田沼の事務所
信仰と殺人と
ウソから出た殺人計画
ニセ地主の息子登場
犯行の動機
謀略
山中湖畔の殺人
警視庁ＶＳ．埼玉県警
逮捕―消えた死体
警視庁の皆さんへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ボンタンパンチ
1
元警部による連続殺人のノンフィクション。かつて警察幹部だった男はなぜ退職から数年で殺人鬼にまで堕ちたのか。いつの時代も金絡みの話は世知辛い。
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