内容説明
桑田佳祐―このスーパー・ロックスターはどのようにして生まれたか?シャイな目だちたがり屋だった少年時代、音楽と愛とにめざめた頃、そして現在。ホットに、フランクに語る、そのライフヒストリーからは、彼の歌と同じ湘南の波音が聞こえる。ロックの子にして時代の子、こいつはいよいよ目が離せない!
目次
第1章 少年時代
第2章 女たち、バンド仲間
第3章 『勝手にシンドバッド』
第4章 限りなく体育会に近いサザン
第5章 愛倫浮気症/歌詞について
第6章 『人気者で行こう』
年譜・ディスコグラフィ・エピソード集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坊っちゃん
2
★★★1/2 親本1985年刊。文庫版1987年。桑田佳祐の自伝本。萩原健太を相手に生い立ちを語る。まだ刊行当時の桑田は若いのでなかなか尖った発言多し(なんでトシちゃんの曲とか、あんなくだらない曲があれほど売れるのか…)。海外進出の夢なども衒いなく素直に語っている(向こうでやって、で、向こうのヒット・チャートにもし名前が出たら、ってことを夢見ないわけないじゃん)。読み応えあり。(コメント:2019/04/09)2019/03/10
kemonoda
2
若き日の桑田佳祐(サザン初期の頃)のインタビュー集。若いので、若さにまかせたやんちゃな発言も多いけど、それでも桑田さんが本場のロックに真面目にコンプレックスを持ち、真面目に音楽にとりくんできた気持ちが赤裸裸に語られていて興味深い。日本人がロック(洋楽、英語音楽)をやるにあたっての民族性・身体性などで超えがたい壁にどうとりくんできたか、どう乗り越えようとしてきたか、ってこと。やっぱりすごく深く考えて試行錯誤して挑戦してきたんだってわかる。2014/03/05
ゆたか
1
桑田佳祐のインタビューが行われたのはたぶん1984年頃、サザンが一番ノリに乗っていた(と思う)時期である。1984年にアメリカでレコーディングをした時、アルバム「綺麗」を現地のプロデューサーに聴かせたところ、良い反応が帰って来なかったらしい。なぜ当時の最新作「人気者で行こう」を聴かせなかったのか。桑田本人もあっちの方が良いアルバムだと認めているのに。そうしたらサザンの歴史は今とは違っていたかも知れないと考えると、興味深いエピソードだ。読後、最近のサザンはすっかり丸くなったなァと思わずにはおれない。2014/11/19
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