Object oriented selection
ビジネスコンポーネントファクトリ―エンタープライズ領域でのコンポーネント指向開発

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 619p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784798100937
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3055

出版社内容情報

費用対効果の高いソフトウェア開発を行なうために、コンポーネントベースのソフトウェア開発アプローチが利用されています。ビジネスコンポーネントアプローチを基礎に、企業のニーズに応えられる品質と柔軟性を持つソフトウェアを、要求されるスピードで開発できる能力が「ビジネスコンポーネントファクトリ」で す。本書はオブジェクト指向の考え方を、コンポーネントベースの開発手法に適用する手法を学ぶ格好の解説書です。

【目次】

第1部 概念フレームワーク

●第1章 コンポーネントベース開発

1.1 コンポーネントとは何か
1.2 コンポーネントベース開発とは何か
   1.2.1 歴史的考察
   1.2.2 ソフトウェア製造の要件
   1.2.3 メリット
1.3 発展(進化)
   1.3.1 今日のソフトウェア製造
   1.3.2 移行のリスク
   1.3.3 CBDの成熟
1.4 要約

●第2章 ビジネスコンポーネントアプローチ

2.1 コンポーネント粒度
   2.1.1 分散コンポーネント
   2.1.2 ビジネスコンポーネント
   2.1.3 ビジネスコンポーネントシステム
   2.1.4 システムレベルコンポーネント結合
2.2 アーキテクチャビューポイント
2.3 開発プロセス
   2.3.1 主な特性
   2.3.2 段階
2.4 ビジネスコンポーネントアプローチ
   2.4.1 統一概念
   2.4.2 開発費用
   2.4.3 最小限の依存関係
   2.4.4 五つの次元
2.5 ビジネスコンポーネントファクトリ
   2.5.1 ビジネスコンポーネント仮想マシン
2.6 シナリオ
2.7 アプローチの適用可能性
   2.7.1 OLTPベースのアプリケーション
   2.7.2 バッチアプリケーション
   2.7.3 WebベースアプリケーションとEコマースアプリケーション
   2.7.4 PCベースのアプリケーション
2.8 要約

●第3章 分散コンポーネント

3.1 概念
   3.1.1 概要
   3.1.2 特性
   3.1.3 カテゴリ
3.2 内部
   3.2.1 機能開発者のプログラミングモデル
   3.2.2 分散レイヤ
   3.2.3 言語クラスカテゴリ
3.3 外部
   3.3.1 インターフェース
   3.3.2 ビジネスデータタイプ

●第4章 ビジネスコンポーネント

4.1 概念
   4.1.1 定義概念
   4.1.2 派生概念
   4.1.3 実装のための考慮
4.2 内部
   4.2.1 分散階層
   4.2.2 分散階層の特性
   4.2.3 分散ドメイン
4.3 外部
   4.3.1 インターフェイス
   4.3.2 依存関係
   4.3.3 ソケット
4.4 開発ライフサイクル
   4.4.1 成果物
4.5 住所録シナリオ
   4.5.1 ユーザーインターフェイス
   4.5.2 EDC-EDC呼び出し
4.6 関連するソフトウェアエンジニアリング概念
   4.6.1 ビジネスオブジェクト
   4.6.2 モジュール
   4.6.3 UMLパッケージ
要約

●第5章 ビジネスコンポーネントシステム

5.1 概念
   5.1.1 例
   5.1.2 ビジネスコンポーネント組立
   5.1.3 製品組立
   5.1.4 ビジネスデータタイプシステム
   5.1.5 コンポーネントモデルとコンポーネント図
   5.1.6 特性
5.2 内部
   5.2.1 ビジネスコンポーネントの分類
   5.2.2 ユーティリティ
   5.2.3 エンティティ
   5.2.4 プロセス
   5.2.5 補助
5.3 外部
   5.3.1 インターフェイス
   5.3.2 システムレベルコンポーネント
5.4 情報システム
   5.4.1 Eコマース
   5.4.2 レポートライタ
5.5 要約

●第6章 システムコンポーネント結合

6.1 ビジネス問題
6.2 相互運用性概念
   6.2.1 相互運用性基準モデル
   6.2.2 アーキテクチャビューポイントとの関係
   6.2.3 対話モード
6.3 結合概念
   6.3.1 特性
   6.3.2 タグ付きデータとXML
   6.3.3 プロトコルモデルのプロファイル
6.4 計画的な結合
   6.4.1 特性
   6.4.2 結合の設計
6.5 要約

第2部 コンポーネントファクトリのセットアップ

●第7章 開発プロセス

7.1 概念
   7.1.1 製造プロセス
   7.1.2 10大特性
7.2 構築
   7.2.1 要求
   7.2.2 分析
   7.2.3 設計
   7.2.4 実装
7.3 検証と確認
   7.3.1 レビュー
   7.3.2 テスト
7.4 反復(イテレーション)
7.5 要約

●第8章 技術アーキテクチャ

8.1 概念
   8.1.1 ビジネスコンポーネント仮想マシン
   8.1.2 移植性
   8.1.3 分離レイヤの実装
8.2 技術的コア
   8.2.1 コンポーネント呼び出し
   8.2.2 コンポーネントライフサイクル
   8.2.3 同時性
   8.2.4 非同期メッセージング
   8.2.5 動的継承
8.3 サービスと機能
   8.3.1 トランザクション
   8.3.2 エラー処理
   8.3.3 イベント
   8.3.4 永続性
   8.3.5 メガデータ
   8.3.6 ユーザーインターフェースのフレームワーク
8.4 拡張統合開発環境
   8.4.1 コンポーネント特有のツール
   8.4.2 リポジトリベース開発
8.5 要約

●第9章 アプリケーションアーキテクチャ

9.1 アーキテクチャ原則
   9.1.1 非環状性の原則
   9.1.2 アーキテクチャの正規化の原則
   9.1.3 その他の原則
9.2 アーキテクチャのスタイル
   9.2.1 タイプベースとインスタンスベースのスタイル
   9.2.2 イベントスペース
   9.2.3 アーキテクチャパターン
9.3 協調パターン
   9.3.1 ビジネストランザクション
   9.3.2 デフォルト管理
   9.3.3 オーバライドと履歴データ
   9.3.4 検証
9.4 BCVMから機能拡張へ
   9.4.1 エラー処理
   9.4.2 データタイプシステム
   9.4.3 標準とガイドライン
9.5 要約

●第10章 プロジェクト管理アーキテクチャ

10.1 概念
10.2 ソフトウェア構成管理(SCM)とバージョン管理
   10.2.1 用語
   10.2.2 開発のプロセスとSCMレビュー
   10.2.3 統合SCM戦略
10.3 依存性管理
   10.3.1 依存性モデル
   10.3.2 エキスポート
   10.3.3 インポート
   10.3.4 依存性の変動
   10.3.5 例
10.4 開発環境の補足
   10.4.1 ディレクトリツリー構造
   10.4.2 コンポーネント依存性マネージャ(CDM)
   10.4.3 スクリプト
10.5 プロジェクト管理者のモデル
   10.5.1 開発組織
   10.5.2 プロジェクト管理のビュー
   10.5.3 ソフトウェアのエコロジー
10.6 要約

第3部 コンポーネントベースソフトウェアの製作

●第11章 コンポーネントベースビジネスモデリング

11.1 概念
   11.1.1 ビジネスモデラと機能アーキテクト
   11.1.2 主要なモデリング構成体
   11.1.3 結合体のモデリング
   11.1.4 ビジネス領域の区分化
   11.1.5 機能サブカテゴリ
11.2 判別のための方策
   11.2.1 粒度
   11.2.2 識別
   11.2.3 ビジネスコンポーネントシステムモデルの評価
11.3 プロセスのモデリング
   11.3.1 ワークフロー管理
   11.3.2 ルールベースのモデリング
   11.3.3 急速な発展
   11.3.4 有限状態マシンとしてのコンポーネント
 エンティティのモデリング
   11.4.1 ビジネスコンポーネント内での協調
   11.4.2 取引パートナー
   11.4.3 コントラクト
   11.4.4 価格と品目
11.5 ユーティリティビジネスコンポーネント
   11.5.1 住所録
   11.5.2 郵便番号簿
11.6 要約

●第12章 コンポーネントベース設計

12.1 大規模なコンポーネントベースシステムに求められる思考態度
   12.1.1 分散システムの現実
   12.1.2 コンポーネント粒度
   12.1.3 独立性
   12.1.4 スケーラビリティに関する優先順位
12.2 インターフェイス
   12.2.1 特性
   12.2.2 コンポーネントの標準化
   12.2.3 ビジネスデータタイプ
   12.2.4 タグ付きデータ
12.3 ビジネスコンポーネント
   12.3.1 UWD-ERD
   12.3.2 ユーザインターフェイス
   12.3.3 ワークスペース階層
   12.3.4 エンタープライズ階層
12.4 永続性
   12.4.1 データベースのコンポーネント化
   12.4.2 永続性フレームワーク
   12.4.3 オブジェクト指向とリレーショナル
   12.4.4 データ整合性の管理
12.5 要約

●第13章 移行

13.1 概念
   13.1.1 方法論
   13.1.2 ベストプラクティス
   13.1.3 アーキテクチャ
   13.1.4 ソフトウェアファクトリ
   13.1.5 再利用プログラム
13.2 移行プログラム
   13.2.1 特性
   13.2.2 知識移転
   13.2.3 繰り返し
13.3 要約

●付録A 命令規則
●付録B 用語集

内容説明

分散コンポーネントをベースにした、効率よいソフトウェアの設計、開発手法。大規模ソフトウェアにともなう複雑な問題をコンポーネント克服する原理・概念・実践を解説。

目次

第1部 概念フレームワーク(コンポーネントベース開発;ビジネスコンポーネントアプローチ;分散コンポーネント ほか)
第2部 コンポーネントファクトリのセットアップ(開発プロセス;技術アーキテクチャ;アプリケーションアーキテクチャ ほか)
第3部 コンポーネントベースソフトウェアの製作(コンポーネントベースビジネスモデリング;コンポーネントベース設計;移行)

著者等紹介

ヘルツム,ピーター[ヘルツム,ピーター][Herzum,Peter]
大規模分散システムのためのコンポーネントベース開発の草分けとして国際的に知られ、コンポーネントとオブジェクト技術を使用する数々の大規模開発にコンサルタント、メソドロジスト、主任アーキテクト、ソフトウェアエコロジスト、主任管理者として参加。1992年より、オブジェクト指向の豊富な経験に基づいて、企業レベルのコンポーネント開発という技術的、アーキテクチャ的、方法論的、組織的な難問に取り組み、これが後にCOSMとなる(かつてはビジネスコンポーネントアプローチと呼ばれた)。さらに、費用効果に優れた高品質ソフトウェア開発のあらゆる側面について世界中で指導を行っている。VAYDA & HERZUMの創設者の一人であり、最高技術責任者(CTO)であるとともに、OMGの一員でもあり、世界各地のカンファレンスで頻繁に講演を行っている

シムズ,オリバー[シムズ,オリバー][Sims,Oliver]
分散・企業間(B2B)ビジネスコンポーネントシステムのアーキテクチャ、設計、実装の指導者として国際的に認められている。IONAのStrategic Enterprise Solutionsグループのチーフコンサルティングアーキテクト、コンポーネントベースの高度エンタープライズシステムの主任アーキテクト、IBMでの大規模ビジネスシステムのシステムコンサルタントを含め、数々の上級職を務めた。長年、OMG Architecture Boardの委員を務め、現在はOMG Task Forceの活動に参加。これまでのキャリアの中で、1970年代半ばの初期の分散システムから、大規模なトランザクションベースのメインフレームシステムを経て、クライアント/サーバシステムや分散コンポーネントシステムに至るまで、業界のさまざまな分野で豊富な実践的経験を積む。10年ほど前に、革新的な実用レベルのミドルウェアを使って、コンポーネントと分散オブジェクトの協働を初めて立証した人物の一人である

長瀬嘉秀[ナガセヨシヒデ]
1986年東京理科大学理学部応用数学科卒業。朝日新聞を経て、1989年テクノロジックアートを設立。OSF(Open Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとして、DCE関連のオープンシステムの推進を行うほか、OSF日本ベンダ協議会DCE技術検討委員会の主査をつとめる。現在、株式会社テクノロジックアート代表取締役。UMLによるオブジェクト指向セミナーの講師、UML関連のコンサルテーションを行っている。ビジネスオブジェクト推進協議会(CBOP)BOテクノロジ分科会主査(常務理事)、OMGでUML Profile for EDOCの提案者、ISO/IEC JTC1 SC32/WG2委員、情報処理相互運用技術協会(INTAP)オープン分散処理委員、電子商取引推進協議会(ECOM) XML/EDI標準化調査委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品