講談社文庫<br> プラハからの道化たち

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講談社文庫
プラハからの道化たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061830738
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ボブ

3
出だしのチェコと東ドイツの国境越は、消されかけた男、寒い国から帰って来たスパイ等を思い出しました。一般人が巻き込まれるスパイ小説としての緊迫感はいいですね、楽しめました。2023/12/26

MIKETOM

3
第25回乱歩賞。東西冷戦下、ソ連の圧政に抵抗するチェコのレジスタンス組織に絡む日本人商社マンの話。メインのストーリーはまあまあなのだが、筋立てが雑すぎ。”その場面でその行動はまずいだろ!””なんでそんな大事なことをペラペラ喋るんだ!””なぜそれをスルーする!”みたいな小さな突っ込みどころ満載。ホテルの部屋に侵入され気絶するほど殴られてケガしてるのにホテルにも警察にも通報しないとか、有り得ない。ストーリーの都合に合わせるために人の言動を無理にはめ込んだ感じ。小さな違和感だらけだね。でもま、面白さはそこそこ。2016/09/23

elf51@禅-NEKOMETAL

2
発売当時買い逃して,その後売って無くて。また江戸川乱歩全集にも入らなくてようやく古本で手に入れた作品。外交官としての経験を生かし,プラハの状景を十分に書きながらスパイ物という作品は当時はめずらしかったと思う。ただミステリーとしては普通作か。作者が封印してしまったため,そこに謎が残ることになった。今も入手困難と思う。2015/12/12

コマンドー者

1
国際情勢を反映した外国舞台の諜報サスペンスものって乱歩賞では昔からありそうなイメージがあるが、実は本作が最初。一応密室殺人トリックもあるが、これはあくまでオマケで、東西冷戦下のチェコを背景にした抵抗と挫折の物語であり、ミステリー的には新味はないが、国際情勢を描いて読ませる本作は、乱歩賞のその後のこの種の非ミステリー趣向の作品が受賞する可能性を押し広げた作として意義はあったと言える。2020/07/19

通りすがりのブッカー

1
東西冷戦構造にまつわるミステリー。読みやすく面白かった。いわゆるスパイものだけど、入りやすかった。結果的には残念な形で終わるんだけど、著者の伝えたい熱さはひしひしと感じた。追いかけたい作家さん。2013/01/05

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