Ｋｏｄａｎｓｈａ ｎｏｖｅｌｓ 完全版 地獄堂霊界通信〈８〉

香月 日輪【著】

講談社（2011/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 298p／高さ 18cm
• 商品コード 9784061827981
• NDC分類 913.6
• Cコード C0293

出版社内容情報

妖精の森で出会った人類を滅ぼす最凶の敵！　その名は「幸福」！！　『地獄堂』セカンドシーズンついに完結！！妖精の森で出会った人類を滅ぼす最凶の敵！　その名は「幸福」！！
『地獄堂』セカンドシーズンついに完結！！

天界から逃げ出した謎の生命体「幸福」を追い、術師・蒼龍（そうりゅう）とともに、妖精界へと旅立った三人悪。そこで彼らは満ち足りた幻に支配されてしまう！
リョーチンは悩む――「幸福」とは一体何なのか……。
椎名は吠える――それは自らの手で手に入れるものだ、と。
てつしは諦めない――最後まで笑っていることを。
悩み成長する少年たちの冒険譚、セカンドシーズン完結！！

●「幸福という名の怪物」
●「浮き」
●「そこにいる ずっといる」




香月 日輪［コウヅキ ヒノワ］
著・文・その他

内容説明

天界から逃げ出した謎の生命体「幸福」を追い、術師・蒼龍とともに、妖精界へと旅立った三人悪。そこで彼らは満ち足りた幻に支配されてしまう！リョーチンは悩む―「幸福」とは一体何なのか…。椎名は吠える―それは自らの手で手に入れるものだ、と。てつしは諦めない―最後まで笑っていることを。悩み成長する少年たちの冒険譚、セカンドシーズン完結（「幸福という名の怪物」他二編を収録）。

著者等紹介

香月日輪［コウズキヒノワ］
和歌山県生まれ。『ワルガキ、幽霊にびびる！』（日本児童文学者協会新人賞受賞）で作家デビュー。『妖怪アパートの幽雅な日常１』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヒロ＠いつも心に太陽を！]

【ｾｶﾝﾄﾞｼｰｽﾞﾝ完結編】ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ好きなら最初の『幸福という名の怪物』が好きだろう｡ｳﾞｧﾚﾝﾀｲﾝ候のｷｬﾗといい蒼龍を｢ﾍﾟｲﾙﾌﾞﾙｰ｣と呼ぶあたりといい『妖ｱﾊﾟ』を思い浮かべた人は多いはず！｢幸福｣の捉え方も私なりに考えさせられたし､椎名がｻｰの誘いに｢迷った｣りと印象に残る場面の多かった話｡なんか椎名がだんだん可愛くなくなっていく…彼だけが味わった｢幸福｣といいなんかちょっと見ていて危うい｡三人悪としてつるんでる彼が嫌いじゃないだけに椎名がどうなるのかこの先が気になる所｡

2013/10/17

[ダージリン]

１話目は、椎名を見てて、聡い子は悲しいなと思いました。でもサードシーズンもあるはずなので（希望・笑）、彼らの成長を見守ります。他２篇は、なんか泣けました～。最後に一言「竜也兄ちゃんが出なかった！」

2011/09/11

[sion]

電子書籍にて。完結しました。椎名が「幸福」にあった時の話が悲しかった。てつしが諦めるなんてあり得ない…幸福でも不幸な夢を見るなんて。後の2つの話は誰からも「死んだ事にすら気づいてもらえない人達」でした。リアルにある孤独死が恐ろしい。サードシーズン読みたかったな。素敵な物語をありがとうございました。香月日輪さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

2016/01/05

[おばけりんご]

地獄堂霊界通信8、第二部終了ですね。今回は椎名君が大活躍で読んでいてどきどきしました。普段はクールなのに、意外と負けず嫌いで子供扱いされると鼻であしらうところに驚きました。「浮き男」が三編の中で一番印象に残りました。特別怖い事もアイテムも怪物も出てこないのですが、悪ガキ三人組と男の子が丁寧に男の人を探していく箇所は何故だか切なくて涙が出ました。最後にしんみりせずに未来を宣言する姿には清々しさを感じましたが、現実の重さを感じて胸が痛みました。三期がいつなのかわかりませんが、楽しみに待とうと思います。

2012/02/12

[よっしー]

セカンドシーズン終了!! 龍さんをペイルブルーと言っていたのはサーだったのかと分かって嬉しかったり。 そして、椎名とのやり取りが相変わらず。大人な筈なのに…子どもみたいなやり取りだなぁと。 にしても…幸福って何かって少し考えさせられた。ありすぎてもダメだけど、無かったら人生詰まんないよね～。 にしても、今後は三人悪も含めてどう成長するのかな。

2013/12/10