講談社ノベルス 六とん〈４〉一枚のとんかつ

蘇部 健一【著】

講談社（2010/08発売）

• サイズ 新書判／ページ数 237p／高さ 18cm
• 商品コード 9784061827370
• NDC分類 913.6
• Cコード C0293

内容説明

ある日曜日、六人が殺された。死体は岐阜・明智鉄道の六つの各停車駅の近所で発見され、犯人は電車を利用して犯行に及んだとみられる。最有力の容疑者には犯行時刻に鉄板のアリバイがあり、事件は迷宮入りする―「一枚のとんかつ」。他、全１１編を収録。伝説のアホバカミステリが、さらにパワーアップして帰ってきたぞ。

著者等紹介

蘇部健一［ソブケンイチ］
『六枚のとんかつ』で第３回メフィスト賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ダイ＠2019.11.2～一時休止]

短編集。本作も六とん部分は少しのみでノンシリーズが大部分。ひとりジェンカが一番よかった。ただオチの絵を見てもよくわからなかったのが若干あったり、あとがきがいつもの解説じゃないのが難点。

2017/07/18

[きっしぃ]

なんで誕生日にこの本読んでたんだろう…と今さら思う。11編の短編集、相変わらずくだらない、安定の六とんクオリティー。オチが読めるのもあったけど、『追われる男』はどういうこと？結局ドッキリ？ベストは『恋愛小説はお好き？』かなー。一番予想外だった。たぶん六とん3抜かしちゃったので、そのうち読もうー。

2019/10/13

[井戸端アンジェリか]

読友さんから『著者近影が切ない』との御報告を頂き、まさかっ!余りの本の売れなさに貧困→サラ金→失踪と言う定番の転落人生を歩んでしまったのかと心配し、ここは一丁読了後ファンレターを送り『あなたの六とんは私の青春でした! 六とんに生きる勇気を貰いました!』なんて熱烈励ましでもするべかな～と思っていたら、バカ全開元気でやんの。そして私は近影を近況と間違えてやんのバカでやんの。プリクラのようなメルヘン近影写真にトホホだよ。

2015/09/23

[coco夏ko10角]

六とん４　今回は11収録。もうなんだかんだで4ですよ。でも3が未だに文庫化してないあたりもう人気ないのかな…。『聖職』と『琥珀の中のコートダジュール』がよかった。オチの意味がわからないものも。あとがきと著者近影面白い。

2017/07/07

[みっつ]

これ程、期待を裏切らない作者も珍しい。帯・表紙・あとがき・著者近影と外枠だけでもお腹一杯。異端すぎる。でも、似た作風の短編をバランスよく配置しているので構成的には良いのかも？お気に入り作品も「一枚のとんかつ」「聖職」「ひとりジェンカ」「恋愛小説はお好き？」と多数あり。特にイラスト効果抜群の「聖職」のオチは素晴らしいのです。現在、講談社ノベルスのHPで掲載されている特集もお見逃しなく。まさに無法地帯（http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-novels/1008/01/）

2010/08/13