講談社ノベルス
琅邪の鬼

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  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061827189
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

始皇帝時代の中国、商家の家宝盗難をきっかけに、港町・琅邪で奇妙な事件が続発する!「甦って走る死体」、「美少女の怪死」、「連続する不可解な自死」、「一夜にして消失する屋敷」、「棺の中で成長する美女」―琅邪に跳梁する正体不明の鬼たち!治安を取り戻すべく、伝説の方士・徐福の弟子たちが、医術、易占、剣術、推理…各々の能力を駆使して真相に迫る。多彩な登場人物、手に汗握る攻防、緻密な謎解き、そして情報力!面白さ極めた、圧倒的興奮の痛快歴史ミステリー!第44回メフィスト賞受賞作。

著者等紹介

丸山天寿[マルヤマテンジュ]
1954年、長崎県生まれ。高校卒業後、陸上自衛隊勤務を経て、古書店を開業。ライフワークである邪馬台国研究を進めるうち、自身初の小説となる『琅邪の鬼』を着想。2010年、第44回メフィスト賞を受賞し、デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

65
秦の始皇帝が徐福に不老不死の仙薬の入手を命じるところから始まる、壮大なミステリーという認識で読み始めましたが、何だか読み進めていくうちにトンでもない展開で、正直着いていけないかなぁと不安になりました。しかし、あれだけ謎だらけだったのに、最後はすっきりとした解決で、まるで狐につままれたようでした。希仁が主役だったはずなのに、途中から出てくる無心にいいとこ持って行かれちゃって、更にあのラストの解釈ですから、もうビックリでした!2012/09/04

ヒロユキ

40
時代劇かの如く安定感。着地点が若干強引な気もしますが、数々の魅力的な謎を事細かに演出してたのがよかったです。2012/05/04

藤月はな(灯れ松明の火)

17
面白かったです!!世界史では中国史が一番、苦手だったので国の興亡の歴史に混乱しながらも活き活きと描かれた庶民の生活や儒家など漢文の授業で習った偉人たちが意外と欲深かったり、まさかの結末に「すごい!」と思わず、唸ってしまいました。只今、続編が執筆されているようなので楽しみです^^2010/11/12

芍薬

16
流石ですメフィスト。あんまりにも色々と事が起こりすぎて終わりが心配になりましたが華麗な着地でした!時代雰囲気も素敵に事件を盛り上げています。2014/10/31

しろ

15
☆8 中国の秦時代を舞台としているミステリだが、いい意味でも悪い意味でもそんな感じにさせない読みやすさ。オカルト要素を謎に組み込むのは好きだから退屈せずに読めたし、徐福塾の面々が個性的で印象深く残る。なんとなーくわかる真相だけど、四方八方から謎が食い込んでいるから、それがほどけた時には「おー」とうなった。まだ盛り上げの弱さとか粗い文章とかもある気がするけど、膨らまし方に著者の力を感じた。もっと史実とか豆知識とかあっても良かったかもしれない。とりあえず次回作も読みます。2011/01/22

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