出版社内容情報
講談社ノベルス×電撃文庫始動!!
メイオウセイオー 俺の名は異世界への鍵
【冥王星O】と名乗る男が、世界の秘密を語る……。「なぁ、この世界のヒエラルキーの頂点に位置するのは人間だと思っていないか?それは大いなる誤解だ」俺は知る。探し求めた彼女――美しい少女の形をした楽器(ヴァイオリン)――に至る道を。「【彼ら】はひっそりと闇の中でくらしている。彼らと人間の間にトラブルが起こったとき、【冥王星O】――つまり俺の出番ってわけだ」
越前 魔太郎[エチゼン マタロウ]
著・文・その他
内容説明
“冥王星O”と名乗る男が、世界の秘密を語る…。「なぁ、この世界のヒエラルキーの頂点に位置するのは人間だと思っていないか?それは大いなる誤解だ」俺は知る。探し求めた彼女―美しい少女の形をした楽器―に至る道を。「“彼ら”はひっそりと闇の中でくらしている。彼らと人間の間にトラブルが起こったとき、“冥王星O”―つまり俺の出番ってわけだ」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わか
48
普段本を読まない夫がめずらしくはまって買い集めていたシリーズです。「越前魔太郎」名義で複数の作家さんが書いています。今回は乙一さんみたいです。ちょっとグロいんだけれど、とっても面白かったです。主人公が幼い頃に見た遊園地のテントでの人体楽器。少女が楽器にされているんです。これが神秘的で音色を聞いてみたいと思いました。「醜悪なる臓物」とか「窓をつくる男」とか、とんでもな内容なんだけど、これがまた読ませるんですよね。アクションシーンにハラハラしました。次も読みたいです。2015/03/05
ソラ
40
はー、ヴァイオリンのVの作者は乙一さんか。言われてみればそんな気もする。2014/05/25
Yuji
12
越前魔太郎名義で、複数作家が連作するという企画。舞城王太郎のが読みたいので第一作目だけは予習のため読んでおこうと。案外おもしろかった。(作者は乙一氏の名前が挙がってるようです)能力者対決の展開は、ありがちといえばそうですが、真面目にやっています感。さて次は舞城のを読むぞと。2016/12/09
ソラ
12
“冥王星O”と名乗る男が、世界の秘密を語る…。「なぁ、この世界のヒエラルキーの頂点に位置するのは人間だと思っていないか?それは大いなる誤解だ」俺は知る。探し求めた彼女―美しい少女の形をした楽器―に至る道を。「“彼ら”はひっそりと闇の中でくらしている。彼らと人間の間にトラブルが起こったとき、“冥王星O”―つまり俺の出番ってわけだ」。2010/08/20
いたしゃん
9
覆面作家、越前魔太郎の魔界探偵シリーズ。どうやら今作の執筆者は乙一さんらしい。さて内容は、人体改造して作られた楽器が出てきたり、臓物が血液を撒き散らしながら襲い掛かってくるなど、ショッキングさが目を引く。しかし物語が面白いので決して不快ではない。途中からは異能力者とのバトルが始まり、頭脳戦がまるでジョジョのようで面白い。そして最後に冥王星Oの正体が明らかに。試しに読んでみたが、予想以上に楽しめて、次のWも読んでみたくなった。2012/07/16