内容説明
26名もの命を奪った「幼稚園バス爆破事件」被告人・相沢光則、裁判で犯行を否認!探偵・桐山真紀子は真相究明にあたるが、警察見解、目撃者証言ともに相沢犯人説を裏付けるものばかり。新証言も得られず、調査が難航する中、事件関係者が殺害された。少女の霊の祟りだと都市伝説を持ち出す者も…。殺人事件の真相とは?爆破事件に真犯人は存在するのか。
著者等紹介
二階堂黎人[ニカイドウレイト]
1959年、東京都生まれ。中央大学理工学部卒
千澤のり子[チザワノリコ]
1973年、東京都生まれ。専修大学文学部人文学科卒。2007年、二階堂黎人との合作『ルームシェア私立探偵・桐山真紀子』でデビュー。2009年、『マーダーゲーム』でソロデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
44
桐山真紀子その2。犯人の動機にチョット驚き。2013/12/02
bluemint
6
女性版のハードボイルド、と言っても暗黒街に乗り込むような話ではなく、二階堂黎人との共著で期待する大技のトリックがあるわけでもない。むしろ女性からみた大事件の被害者側の事情や被害感情、遺族に与えた精神的な後遺症を描いている。重い内容だが文章が上手で意外と引っかからずに、それほど深刻にならずに読めた。しかし怪談仕立てのサブストーリーは蛇足。お姉さんがアレなんて伏線もなく、読者はわかるわけがない。これが2作目とのことなので1作目も読んでみる。2018/03/24
ソラ
5
【再読】2019/09/15
ソラ
4
内容(「BOOK」データベースより) 26名もの命を奪った「幼稚園バス爆破事件」被告人・相沢光則、裁判で犯行を否認!探偵・桐山真紀子は真相究明にあたるが、警察見解、目撃者証言ともに相沢犯人説を裏付けるものばかり。新証言も得られず、調査が難航する中、事件関係者が殺害された。少女の霊の祟りだと都市伝説を持ち出す者も…。殺人事件の真相とは?爆破事件に真犯人は存在するのか。 1作目は記憶にあるんだけど、2作目はあんまり憶えてない…2009/11/16
たこやき
4
容疑者も捕まっているバス爆破事件の真相を探して……という過程で描かれる「被害者」の中の緊張関係や、途中で挟まれる並行する事件、さらには、真犯人の動機(狂気)など、見所は多いと思う。ただ、並行する事件はちょっと接点があるのみで、結局、並行のままだったし、警察の妨害とか、途中の脅迫騒ぎとかは、主人公の振るまい一つで簡単に回避できたように思う。前作同様、犯人を追い詰める際の論理的な部分の弱さもあり、長所と短所、双方が同時に感じられる2010/01/13