講談社ノベルス
QED 出雲神伝説

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  • サイズ 新書判/ページ数 344p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061826830
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

奈良のマンション内、独身OLが出雲刀で惨殺された。密室殺人の手がかりは、壁に残された奇妙な紋様のみ。二週間前起きたひき逃げ事件の現場にも、同じ紋様が。遙か昔に実在したという忍び集団「出雲神流」との関連が疑われるなか、桑原崇と棚旗奈々は現場を訪れた。古代出雲にまつわる忌まわしき真実が明らかにされる。

著者等紹介

高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

54
中毒性抜群の歴史ミステリーQEDシリーズ。今回は出雲神伝説を紐解きながら、忍び集団「出雲心流」との関連性があるとみられる密室殺人を解決に導く。桑原崇、恐るべき歴史知識と探偵素質…それに付いていける棚旗奈々。実は彼女が一番すごいのでは?神々が創る伝説の解釈や、その土地の歴史に纏わる謎の提供は毎度のことながら斜め上行く上級次元。思わず溜息を吐いてしまうほどの鮮やかさ。遥か昔から現代に残るものではなく、残らなかったものを重要視する崇が解き明かす真相は、歴史の多重性を再認識させられる。と同時に可能性を楽しめる!2023/08/05

るぴん

37
図書館本。シリーズ第16弾。今までのシリーズの中で、現代の事件パート部分には1番がっかり。出雲神流の正体にドキドキした分、そういうオチ〜⁈と余計に残念感が増したのかも…。歴史の謎解きパートは相変わらず驚きの連続。奈良県にも出雲という地名の土地があるのを初めて知った。出雲=島根県の出雲という図式が崩れると、古代史がかなり変わってくるんじゃないのかな。最後のおまけ的な flumen、小松崎は子持ちの女性と結婚したってこと⁈相手は沙織じゃないの?タタルの側に奈々がいなかったのも何となく気にかかるなぁ。2017/12/31

poke

34
ミステリーということは忘れてしまって歴史の解釈としてうけとめたら楽しめました。神社巡りが好きなので興味を持てた。2010/02/11

とも

33
★★★出雲大社の謎解きかと思いきや、訳のわからない出雲神流という忍び集団が出てきて、殺人事件が勃発。その後、出雲の地が現在の島根なのかそれとも他にあるのかの検証となっていくのだが・・・。次作でラスト、どういう結末に仕上げるのか楽しみである。2018/04/21

ArcCosine

28
アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?/相変わらず祟が適当な事を言ってけむに巻く話です。なにげに奈々との関係も進展してほんの少しだけ安心しました。/エピローグの熊つ崎には結構びっくり。時間は色々と人を変えるんだなーと改めて感じた。/事件全体の落ちは結構酷いと思った。フィクションだからこれで良いのかもだけどw2013/04/10

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