内容説明
国王の悪政が人を石に変える呪いを呼び、民衆が死の恐怖にあえぐ国リムナンテス。旅の途中の少女フェンと、テオ、サチは誘拐されるが如く強制的に傭兵として雇われ、混乱した国を正す革命の戦いに身を置くが、その敵は思いも寄らぬ者たちであった!祖国を追われた元王女フェンの新たな物語。「フェンネル大陸真勇伝」開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
34
真勇伝、第1巻。謎に包まれていたサチの目的が明らかになっていく。青い花のお菓子がとても印象に残った。私も食べてみたいな(*'ω'*)2019/03/03
たるき( ´ ▽ ` )ノ
29
再読。アスターの正統派勇者ぶりが眩しい!!サチの雰囲気がいつもと違って心配だったけど、彼の心に少し近づけたようで嬉しくなった。2024/06/06
藤月はな(灯れ松明の火)
24
フェンが人間の様々な思惑を考えて自分にできる最良のことを成す姿はとても清々しいです。自分のことよりも人のことを考えて行動できるフェンに若干、不安は覚えますがテオやサチなどの仲間が彼女が道を誤らないように支えてくれるからこそ、できるのでしょう。2011/09/13
お~い
7
お帰りと言いたくなりました♪ ファンの行くところ、国の崩壊ありと前シリーズから読んでいて、今回ふと思いました。 起承転結・始という感じの作品ですね。 ファンの前に進んでいこうとするところが読んでいて楽しいところ。後ろ向きになってしまっても前に行かないという思い、気質がよいですよね。 今回はサチのちょっとしたのぞの出てきて、今後が楽しみという感じです♪2014/06/07
陽月
6
表があれば裏もある。勝つ者がいれば負ける者がいる。けれど幸せは人それぞれで、望むべく未来は他人には分からないもの。とにかくガーランドが切なかった。顔に彫られた刻印に縛られ、過去を憂い、終わらせるためだけに生きる。無垢に寄り添うキルとヴィダはランディを愛することで生きる。それはそれで他人には慮れない生きがいであり「死にがい」なのだろう。最後は、べリスは複雑なものの、みんなが助かる結末で良かった。フェンがべリスや彼らの人生を自分に投影する姿は見ていて辛かったけども、テオがいれば大丈夫だと思えるフェンに安心。2013/04/30
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