講談社ノベルス
密室ロジック

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  • サイズ 新書判/ページ数 179p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061823105
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

殺される前も後も室内には被害者ひとりきり。左右の廊下には複数の人間が、非常口の前には監視カメラが出入をずっと見張っている。こうして密室状況は作りだされた。一見平凡な殺人事件は、論理的に不可能犯罪へと飛躍したのだ!最終章に登場する“彼”の研ぎ澄まされた論理が眩く光り輝く純粋本格ミステリ。

著者等紹介

氷川透[ヒカワトオル]
横浜生まれ。東京大学文学部卒。『真っ暗な夜明け』で第15回メフィスト賞を受賞。精緻な論理と巧みな文章力で島田荘司氏を瞠目させ、その推薦を得て、2000年5月にデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

240
ロジック重視で先鋭化した本格…といえば聞こえはいいが、色々と片手落ち。犯行後の脱出経路A・B・C全てに人の出入りがあったせいで一見、不可能犯罪が成立して見えるわけだが、そもそもB地点とC地点は直線上にあり、図で見る限りでもそこまで距離がありそうには思えない。つまり、B地点で目撃されるリスクが消えない場合、C地点に逃げても同様。ロジックの進行にその概念が完全に抜け落ちていないか。動機を重視しないスタンスも肯定はしているが、物語の最初の段階で視点人物を変えながら内面描写をして、最後に梯子を外されると消化不良。2016/12/25

セウテス

102
探偵氷川透シリーズ第5弾。本作では氷川透は安楽椅子探偵として、事件の関係者で大学時代のバンド仲間からの相談に答える。密室殺人を、タイトルの如くロジックで解き明かしていく後半は、いつも通り読み応えある。とある会社の会議室で殺人事件が発生するが、犯人が出入りしたである筈の廊下には各々人が立っており、犯人らしき人物は通り抜けなかった。物理的ではなく人の視線により出入りが出来ない密室を、論理立てて順番に解析していき、最終的に可能性を明らかにする。ミステリの推理はこうすると良いという、参考書的作品で一読の価値あり。2019/11/14

koma-inu

33
氷川シリーズ5弾。「3つの通路に常に人がいる状況下、室内で殺人」という疑似見守り密室事件。作者らしく、いつ誰がどこにいたか、どの情報を誰が知り得たか、から、ロジック展開する解決編は圧巻、非常に読み応えあります。動機が最後まで?なのは目をつむりましょう😎「室内への出入りは、誰も気にしていない」という前提条件が引っかかってます、それなら、犯人が◯◯へ逃走する理由が無く、適当な地点に移動すれば良いと思うのですが・・氷川さん、昔の作品ですが、ぜひ教えて欲しいです🙏!2024/05/04

ほぼ一日一麺

25
タイトルのシンプルさに萌えた。殺される前も後も室内には被害者一人。左右の廊下には複数の人間や監視カメラが。ロジックで考えると密室状態となってしまう現場の状況を、ロジックで崩していく安楽椅子探偵モノ。小難しく捻って穿ってと思いきや急に軌道修正するクセある文に最初苦笑。なぜにこんなにも素直じゃないのよ(笑)。でも読んでるとそれが独特のテンポとなってこれはこれで面白かった。惜しむらくは、本作は氏のメフィスト賞受賞作の続編的物語であり、受賞作を自分が未読だったこと。---まあこれはどうでもよいか。2014/06/03

yucchi

20
【図書館本】《密室祭第8弾》視点による密室で起きた殺人事件をロジックにより犯人を絞っていく。ラストはなんだかスッキリしないままモヤモヤっと終わってしまった。2014/10/18

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