出版社内容情報
気鋭の広告カメラマンが、“被災者”の目線から、
限りなく精緻な画像で津波の爪痕を焼き付けた――
見るものの心を激しく揺さぶる、ありのままの被災地の姿。
【概要】
広告カメラマン、半田也寸志が、カメラを持って東北へ向かった。6500万画素の高画質を誇るPhase One P65+とNikonD3Xを携えて。半田は2年前、他人の過失による火事で自宅のすべてを失った。しかしその時撮影された現場写真が、検証の際に役に立ったという。そして2年後、被災地をテレビで観た瞬間、半田は「瓦礫」という言葉で括られた被災者の私有財産をカメラに収めなくては、という思いに突き動かされた。被災者としての目線で写した、悲しくも美しい、ありのままの被災地の姿は、見るものの胸を激しく揺さぶる。
半田也寸志 1955年12月17日京都市生まれ。日大芸術学部在学中に雑誌『流行通信』などのファッション誌でデビュー。以後、『Vogue』『GQ』などのファッション誌やUNIQLO、日本コカコーラなど多くの広告写真、TVCMなど多岐にわたり活躍中。
内容説明
3.11から20日後の東北を写した、もっとも精緻な記録。それは、一般車輛の乗り入れ規制が解かれ、生存者救出や遺体発見、搬送がピークを迎えた、人間の営みが再生し始めた頃だった。
著者等紹介
半田也寸志[ハンダヤスシ]
1955年12月7日京都市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。大学在学中に「流行通信」「ハイファッション」等のファッション雑誌でデビューを果たす。以後フリーとなり、現在に至るまで数多くの広告写真やTVCMを主に手掛けるが、のみならずその活動範囲は旺盛で、Conde Nast PublicationsのVogue、GQ Vanity Fair等に代表される海外ファッション誌や海外有名アーティストのアルバムジャケットやPV、特にTVCMやPVでは国内外共にディレクターとしても活躍する一方、映画の撮影監督等も手掛けるなど多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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