内容説明
二十年ぶりに故郷に帰ったその夜、八追純平が目撃した怪異。闇に浮かぶ、さかさ髑髏の灯籠がふしぎな詩を唄ったのだ。“たそがれどきはけうとやな…”と。殺人の予告なのか。人首家をおそった二つの奇妙な死は何を告げる。八追の旧友、一尺屋遙の鮮烈な推理の果てに浮かびあがる思いもよらぬ悲劇の真相。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじさん
8
職人一家の後継者問題に端を発す連続殺人という、今回もコテコテの本格探偵小説的世界観が楽しめる「一尺屋遥シリーズ」三作目。「家」に囚われた女性の悲劇と助手役が抱える鬱屈とを謎解きで同時に晴らす手筋や、絡繰り細工に拘った物理トリック等も、著者独自の持ち味として完全に物にした印象。さっと読める頁数で纏まっている点も良い。探偵役については言及されるほど女性関係にだらしない印象はなく、今作も余り特別な個性は感じず。また一族の物語にも関わらず、描写外に名前すらない端役の親戚が存在するようで、そこだけは若干気になった。2021/11/23
水生クレイモア(不見木叫)
2
司凍季2作品目は一尺屋シリーズ。竜崎幸シリーズのサスペンスミステリーとは大分違った雰囲気。横溝テイストのどんよりした雰囲気と、一尺屋の無神経なまでの陽気さが好対称で面白かった。2013/04/30
二分五厘
0
1994.1.12
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- 洋書
- ADOLESCENCE




