講談社ノベルス<br> 昼下り

講談社ノベルス
昼下り

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061815063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

警視庁の辣腕刑事からタクシードライバーに転じた男、名を夜明日出夫という。都会の夜の海に、タクシーという小舟を漕ぎだす気ままな身だが、事件はいつも向うからとび込んでくる「助けてください」と乗り込んできた女の背後で蠢く巧緻な罠。殺人のアリバイ9時間の空白に、夜明はヘッドライトを射てる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コマンドー者

1
90年代初期の笹沢氏の夜明日出夫シリーズの2作目。アリバイトリックはあからさま過ぎて、最初からバレバレだが、最後のどんでん返しのニヒリズムにこの著者らしさを感じる。2024/06/06

sakaetakashi051

0
タクシードライバー探偵夜明日出夫の第二作。イキる若者を懲らしめ、美女から助けを求められる主人公、なろう顔負けのオレつえー展開で物語はスタート。程よい謎解きに程よいスリル、そして犯人を夜明が見事に指摘して終わりと、面白いが取り立てて大げさに褒める所は無い長編、ラスト以外は。最後の謎解きが終わったかと思いきや主人公が暴くとんでもない事実。この緩急まで計算づくなのか?!と思うとゾッとする。こんな真相を暴いてアッサリ退散できる夜明日出夫がタフ過ぎる。そういえば作者は木枯らし紋次郎の生みの親でしたと納得の一品。2023/06/19

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