内容説明
海面下8千メートルの深い闇で、2億年の眠りにつく生命体があった。現代人の欲望はその海底に放射能廃棄物を沈め、「彼」に巨大な目覚めを呼びおこしてしまう。人類への復讐を誓う「彼」は、地を震わせ大気を裂いて、列島に襲いかかった!人も大地も食いつくされる!文明社会への警鐘、長編パニックの傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
59
追悼・福岡の巨匠友成純一先生😿先生は、昭和63年から福島の事故を予言しておられたんですね😲海底に捨てられたドラム缶から放射能獣Xが生まれ、右往左往。そして、巨大で強力な虫の大群をも現れる!「原発は東京のために作っている」という文章に納得、そして同意。本当に安全なら東京湾に作ればよいという今野先生の小説にも書いてあったが、危険だから地方に林立させて放置!!!いつかきっとどうにかなると思います。あ、もうなってますよね。色々と事故ってますし😨2024/10/10
Kenshi
3
「霧笛」オマージュが怪獣の悲しみを醸していて良い。「となりのトトロ」の影響もあるのでは。2020/11/07
ゐづかさん
2
「超高層ビルに登って街並みを見下ろすたびに、いつも物足りなさを覚えた。数年前、この物足りなさの原因に気付いた。怪獣がいないからである。怪獣映画で育ってきた者にとって、都市の俯瞰図は怪獣がいなければ完成しない」この感覚は非常によくわかる。常日頃感じているから。例えば電車に乗って見知らぬ町を通る時、車窓をスクリーンに眺める景色はひどく物足りない。天に届くような怪獣がいないのは不自然であるとまで感じるくらいに。2013/06/25
hiro
1
Kindle版 ラストが放り投げっぱなしでgdgdだと思ったら、あとがき読んで納得。2015/04/28
-
- 電子書籍
- 老いと創造 朦朧人生相談 講談社現代新書
-
- 電子書籍
- 六道辻の冥府返りの寺(2)