講談社現代新書<br> 老いと創造 朦朧人生相談

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講談社現代新書
老いと創造 朦朧人生相談

  • 著者名:横尾忠則【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065340936

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内容説明

異次元なのに腑に落ちる、唯一無二の人生相談!

「定年後、居場所がなくなるのが不安です」
「子どもの頃から死ぬのが怖いのですが」
「友だちは必要ですか?」
「絵の見方が分かりません」……
などの質問に、文と絵で回答。

横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!

<本書の内容>
――定年後、居場所がなくなるのが怖いのですが。
生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。

――衰えていく親を、どこまでケアすべきでしょうか?
僕は、母が家を売って得たわずかなお金を持ってヨーロッパ旅行をし、有り金全部を使い果たして帰ってきたら、
母はがんで入院していました。この質問に答える資格は僕にはありません。

――孤独が怖いです。どうすればよいでしょうか?
孤独は創造の原点です。孤独を恐れるもの、避けるべきものと決めつけた人は、孤独の何たるかを知らない人です。
孤独の前には、巨大な光り輝く太陽があるのです。

――絵やイラストを上手く描くコツを教えてください。
インファンテリズム(幼児性)をいつまでも失わなかったのがピカソです。
ピカソに言わせれば、子どものような下手な絵こそ上手い、ということになります。

――仏教をどのように学びましたか?
僕は毎週、週刊誌を何冊か読みます。
そこには「因果応報」「自業自得」の実例が、スキャンダル記事となって満載されているからです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
横尾さんの先日読んだ本に続いてのものです。今回は表題にあるように人生の経験者として横尾さんが人生相談にご自分の経験や作品を並べて答えているものです。8つの分野(老い、死、人間関係、芸術、仕事、禅、自分、運命)での質問ですが、その答えもかなり面白い独特のものがあったりします。私には昔よく見た作品が楽しめました。2024/03/16

菜穂

14
図書館本。 横尾さんの自然体の答えがすーっと染みる人生相談。 目の前のことに抗うもよし、流れに身を任せるもよし。 自分で心地よく生きれるように工夫していきたいものです🧚 これは買い直したい。 詳しい感想はブログに書きました✏️ https://note.com/mblaq0825/n/na2ac3843b7a02024/03/03

とく たま

8
読み終えるのが惜しかった。45年以上前に孔雀明王が書かれた漫画を見て、ちょっとスピリチュアルな漫画家程度に思っていた。が、現在国際的な画家となっている✨ちょっと上手く表現できないが、努力の人でなく運命の人かもしれない。現世以外の存在を認め、この世での生き方の解答をして行く。章ごとに作品が掲載されるのは贅沢だね✨2023/12/25

MICKE

8
画集としても楽しめる横尾さんの人生相談。さいきんよくある2重の表紙の新書、このかたいかんじがいいな。2023/12/12

みさと

3
画家横尾忠則が人生相談に飄々と答える。老いについて、死について、人間関係について、芸術について、仕事について、禅について、自分について、運命について。横尾は運命論者。運命は突然やってくる、横尾は何度も訪れた運命の分かれ道で、まったく逆らうことなく運命に従って生きてきたと言う。人には2種類がいる、運命に従う人と、運命に抵抗して努力して道を切り開くべしと考える人と。運命を受け入れるのは怖いことなので、たいていの人は運命に抵抗して生きていると。横尾の人生観を表す50の作品がオールカラーで掲載されているのも魅力。2024/01/24

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