出版社内容情報
【内容紹介】
何者かにあやつられる人工太陽球は、地球の気候を狂わせていった。アトムは名探偵シャーロック・ホームスパンの助手となり、捜査にのりだした。だが、お茶の水博士が重要容疑者に!?「人工太陽球の巻」他3編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もちもち
3
表紙のピースがかわいい。アトムはどんどんなんでもできるようになるわね。エネルギーを吸収されて力がなくなるところの描写がすごい!!アトムの躍動感がどんどん出てきている。いつも、褒められた時に照れて喜ぶのがかわいいなあ。ストーリーの型が、出来上がってきてる。2013/05/08
赤字
3
図。「人工太陽球の巻」ホームスパンも最後に犠牲になるかと思ったら、体だけでなく全体をロボットにするか。話のどうこうよりも顔を赤らめながら声もかけずに去っていくアトムが印象的でした。「透明巨人の巻」とても鉄腕アトムらしかったというか。アトムが失敗をし勝つことなく終わる。それにしても田鷲警部の言い方はないよね。さんざん世話になっているのに。2012/06/18
大泉宗一郎
3
アトムの性格は相変わらず天然。パロディも相変わらず。NHKが登場しております。そして、NHK社長が何故か関西弁を使っている。ロック・D・ナッシーを読んでみると『ロクデナシ』、草野球のピッチャーは『だらしがない』(金八から)、シャーロック・ホームズの子孫のシャーロック・ホームスパン(ホームズの子と、ルパンの子が結婚したらしい)。やりすぎ。2011/09/24
HIRO1970
2
⭐️⭐️⭐️子供の頃に読みました。2005/10/04
松田望
2
「宇宙ヒョウの巻」群体生物である宇宙ヒョウのアイデアは医学博士になった手塚氏らしい。当時のSFの水準としても相当なレベル。それを迎え撃つアトムのアイデアも漫画として捻りが効いている。 「透明人間の巻」五八年公開の映画『ハエ男の恐怖』から着想を得たものと思われる(本作品は六〇年発表)。もの悲しいラストが何ともやるせない。2014/04/16