KS絵でわかるシリーズ<br> 絵でわかる生物多様性

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KS絵でわかるシリーズ
絵でわかる生物多様性

  • ISBN:9784061547827

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

大学受験指導では外すことのできない「生態系・生物多様性」分野。生物教育や環境問題に係わる先生方の声を反映して、生物多様性に関する用語解説はもちろんのこと、系統立てた生物多様性の解説や保全対策などを紹介するほか、多数のコラム(下記参照)を掲載。高校生物の教科書を補うのに最適な一冊!/<コラム>種の多様性の表し方、多様度指数、生物模倣技術隆盛時代、生物多様性が生態系サービスに寄与する理由、生態系サービスの経済評価、自然選択による適応進化の実例、ダーウィンと生物多様性、保全単位、大型哺乳類の大量絶滅、カエルの受難:オレンジヒキガエルの絶滅、決定論的要因と確率論的要因:植物の場合、アリー効果のいろいろ、近交弱勢の主要な要因:有害遺伝子の発現、絶滅の渦、レッドリストとニホンウナギ、国の外来種対策:奄美大島のジャワマングース、東京蝶モニタリング※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

目次

第1章 生物多様性ってなに?
1.1 生物多様性とは
1.2 種内の多様性(遺伝的多様性)
1.3 種の多様性
1.4 生態系の多様性
1.5 バイオームと人為的改変
1.6 生物多様性を保全すべき理由
1.7 生態系サービス
1.8 ミレニアム生態系評価とシナリオによる予測
第2章 生物多様性の形成と維持
2.1 生命の歴史と生物の多様化
2.2 多様化は生物の遺伝・進化の必然
2.3 自然選択による適応進化
2.4 種分化とエコタイプ
2.5 生物間相互作用と生物多様性
2.6 競争に抗して多種共存を可能にするのは
2.7 モザイク環境と撹乱:さとやまの生物多様性とヒト
第3章 生物多様性の危機と人間活動
3.1 生命史第六番目の大量絶滅
3.2 現代の絶滅リスクの高まり
3.3 地球環境の限界を超えた「生物多様性の損失」
3.4 絶滅どころか蔓延する種
3.5 乱獲・過剰採集
3.6 絶滅をもたらすハビタットの分断・孤立化
3.7 外来生物の影響
第4章 絶滅のプロセスとリスク
4.1 絶滅に向かう過程と小さな個体群
4.2 小さな個体群の絶滅リスク
第5章 生物多様性の保全(制度)
5.1 生物多様性条約
5.2 ワシントン条約と種の保存法
5.3 ラムサール条約と条約湿地
5.4 生物多様性基本法と生物多様性戦略
5.5 外来生物法
5.6 自然再生と自然再生推進法
第6章 生物多様性の保全(実践の多様性)
6.1 生物多様性保全と市民科学
6.2 絶滅危惧種の保全と再導入・再野生化
6.3 コウノトリ(東アジア個体群の再生)
6.4 土壌シードバンクを活用した自然再生事業
※ 各章にcolumnを多数掲載

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れどれ

4
絵よりも文のほうがあまりに充実しており、いっそ絵は必要ないくらい。思いのほかお堅く、教科書的に淡々と事務的に、現代の視座から生物多様性の実際についてを説いてくれる。駆け抜けるように読めた。すこしでも生物に、または環境に、あるいは自然に対する現代の人間の取り組み方に興味があるならきっと楽しめる。アリオンゴマシジミのくだり最高だった。2018/05/13

即書評

1
どんなに自然に気を使っていても隕石とか降ってきたら終わりですが、我々にもできることがあります。詳しい書評はhttps://sokusyohyou.com/post-736.html2018/08/15

夏鳥

0
教科書みたいな本。絵でわかるとタイトルにあるが、分からない。何が重要か分かりにくく、全体的に読みづらい。2022/02/19

みこよこ

0
「絵でわかる」だけど、ド文系の私には難しいところもありました。 日本には固有種、在来種が多く、守らなければならないホットスポット。一度絶滅するともう元には戻せない。人間の活動が温暖化や乱獲や、外来種の持ち込みなど危機を招いているのは間違いない。2020/07/04

ズッコケ

0
分かりやすくポイントがまとめられていて良かった。 生態系のレジリエンスと安定性というワードが、興味深かった。 これは、人間活動の生態系へのインパクトを考えるとき、生態系は外力に対して必ずしも線形に反応するのではない、ということ。すなわち、影響がある限界を超えるとら生態系は全く異なる状態に飛躍的に変化する恐れがある。 ある程度の影響なら、レジリエンス(復帰性)が働き、元に戻る。 そのレジリエンスは、多様な関係からなる生態系であるほど高く、人工林等やプランテーションなどでは、低いと言われる。2020/04/03

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