講談社学術文庫<br> 十二世紀ルネサンス

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講談社学術文庫
十二世紀ルネサンス

  • 伊東 俊太郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597808
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0122

出版社内容情報

中世の真只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが突如として「離陸」を開始する十二世紀。文明形態を一新していく歴史の動態。アラビア世界から西欧へ
中世の眠りを覚ます 創造的文明移転の時代

中世の真っ只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが、突如として「離陸」を開始する12世紀。東方からシチリアへ、イベリア半島へ、ギリシア・アラビアの学術がもたらされる。ユークリッド、プトレマイオス、アル=フワーリズミーなどが次々とラテン訳され、飛躍的に充実する西欧の知的基盤。先進的アラビアとの遭遇が生んだ一大転換期を読む。

第1講 十二世紀ルネサンスとは何か
第2講 十二世紀ルネサンスのルートと担い手
第3講 シャルトル学派の自然学
第4講 シリア・ヘレニズムとアラビア・ルネサンス
第5講 アラビアから西欧へ
第6講 シチリアにおける科学ルネサンス
第7講 ロマンティック・ラブの成立


伊東 俊太郎[イトウ シュンタロウ]
著・文・その他

内容説明

中世の真っ只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが、突如として「離陸」を開始する十二世紀。東方からシチリアへ、イベリア半島へ、ギリシア・アラビアの学術がもたらされる。ユークリッド、プトレマイオス、アル=フワーリズミーなどが次々とラテン訳され、飛躍的に充実する西欧の知的基盤。先進的アラビアとの遭遇が生んだ一大転換期を読む。

目次

第1講 十二世紀ルネサンスとは何か
第2講 十二世紀ルネサンスのルートと担い手
第3講 シャルトル学派の自然学
第4講 シリア・ヘレニズムとアラビア・ルネサンス
第5講 アラビアから西欧へ
第6講 シチリアにおける科学ルネサンス
第7講 ロマンティック・ラブの成立

著者等紹介

伊東俊太郎[イトウシュンタロウ]
1930年、東京に生まれる。東京大学文学部哲学科卒業。米国ウィスコンシン大学よりPh.D.(科学史)の学位を得る。東京大学教養学部教授を経て、東京大学名誉教授。日本科学史学会会長、日本比較文明学会・国際比較文明学会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サアベドラ

12
翻訳を通したギリシア・イスラム文明の吸収、という側面に焦点を当てた十二世紀ルネサンス論。著者は中世科学史家、文献学者で、中世におけるエウクレイデスの受容で博士課程を取得。カルチャーセンターの講義を元にした本なので読みやすいが、その分、全体的に論証があまりよくなされておらず、著者の専門の話をしている第5,6章以外は正直言ってあまり信用できない。欧米の学者は中世ヨーロッパ文化におけるイスラム文明の貢献を過小評価している、と著者は指摘するが、一方でこの著者はイスラムの役割を過大評価しているように思える。2015/03/19

ああああ

11
数字はなぜ「アラビア数字」と言うのか。野蛮なフランク達が西欧の文明となるまでには、数字、哲学、医学、全てをムスリム世界から学ぶ必要があった。その経緯と考証を分かりやすく説明している。とはいえ、世界史の教科書でチラとお見受けしただけの偉人と著書のお名前を、雨あられと浴びせられて脳みそがとろけた。西欧は「ロマンティック・ラブ」の概念も輸入した、と述べる最終章にびっくり。確かに近代以前の日本でもラブの地位は無いに等しいよなあ、あれはペルシアあたりが発祥なのかしら。2015/12/10

中島直人

9
ルネサンスを準備した12世紀の文化事業。その源は、アラブとビザンツを経由した、古代ギリシャとローマの叡智。バイアスのかかる可能性のある西洋人に比べ、中立的な見方が出来る日本人の方が、この分野では適している。2014/06/06

mob

8
純愛も哲学も科学も、みんなイスラムから教わった。……先に新書で出ていたらそんな副題がつきそうな本。 実はイスラムの影響がなければ女性はずっとモノ扱いのヨーロッパ。騎士道の女性崇拝に夢を見てイスラムを嫌悪するタイプの人々にこそ知ってほしい愉快な真実がここにある。 ただし著者は科学史が専門なので、その部分の講義についてこられた人だけに語る構成が勿体ないというか、学者らしいというか。 2021/01/26

Saiid al-Halawi

8
ルネッサンス期やそれ以降の近代西欧文明の勃興と爛熟は、独力で達成したんじゃなくてそれまでの他の諸文明の成果の集積があってのものなんだよ、というお話。西欧人の手による研究では西欧バイアスがかかってこの辺りの背景が見えづらいらしい。2011/09/22

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