講談社学術文庫<br> ミットフォード日本日記―英国貴族の見た明治

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講談社学術文庫
ミットフォード日本日記―英国貴族の見た明治

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061594746
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0121

内容説明

幕末維新の激動期に外交官として活躍した著者は、明治三十九年、英国皇族の首席随行員として再び来日。その様子を日記体で綴り、感想を添えて故国へ送った。四十年ぶりに見た日本はいかに変わったか。徳川慶喜公、東郷平八郎提督や当時の高官との会見、宮中晩餐会、歌舞伎見物、日本各地での大歓迎の様子、大きく変貌した明治の姿などを生き生きと描き出す。

目次

第1章 横浜到着
第2章 ガーター勲章捧呈式と宮中晩餐会
第3章 歓迎会と横須賀軍港訪問
第4章 鴨猟、打毬競技および歌舞伎見物
第5章 泉岳寺参詣と日比谷公園の大名行列
第6章 静岡訪問
第7章 京都での墓参と佐世保軍港
第8章 鹿児島訪問
第9章 江田島の海軍兵学校と広島での陸軍野外演習
第10章 京都再訪
第11章 銀閣寺と奈良見物
第12章 名古屋訪問
第13章 西園寺侯晩餐会
第14章 東京滞在
第15章 出発の日

著者等紹介

ミットフォード,A.B.[Mitford,Algernon B.]
1837~1916。イギリスの外交官・著述家。英国公使館書記官として1866~70年の間日本に滞在し、幕府および明治維新後の新政府との外交交渉に尽力した。『ミットフォード日本日記』のほかに『昔の日本の物語』『英国外交官の見た幕末維新』(学術文庫)など、日本に関する著作がある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

inahiro020

1
日本ほめ殺し。 歴史、文化、風俗をよく聞いて、 しかも正しい知識をえている。 ちょっと褒めすぎちゃいますのん、 って思うけど、光栄なことですね。2017/07/30

ロピケ

1
ミットフォードは教養人でもあったし、性格も御茶目なかなり魅力的人物だったと思う(さすが、ミットフォード6姉妹の祖父!)。土砂降りの中、鴨猟に招待されて、「狩人になるより鴨になったほうがはるかに増しだ」と思ったり。幕末日本に滞在し、西郷隆盛など幕末に活躍した人々と親交もあって、それから40年近く経って再び日本を訪れ、生き残っている友人に会ったり、友人たちの墓参に出向いたりして、平和になった日本に感心し、また動乱の渦中にあった当時を感慨深く思い出す。ミットフォードは日本人の墓参についても触れていて心に残った。2010/04/20

きさらぎ

0
さらっと読了。幕末にパークスの下にいた外交官ミッドフォードが、明治39年に日本を再訪した時の記録。日英同盟の影響もあるようですが日本に対する理解溢れる眼差しが柔らかくて暖かくて気持ちがいいです。井上馨が大好きなようで。元勲たちの名前がちらちらするのが楽しいです。2013/02/25

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