講談社学術文庫<br> 時間と自由―カント解釈の冒険

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講談社学術文庫
時間と自由―カント解釈の冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061593961
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C0110

内容説明

「私」が哲学する意味とは、自分の実感に沿って忠実に考え、語りだすことにほかならない。現在のカント研究・哲学研究のあり方を批判し、哲学の本質を問いつづける著者は、時間、とりわけ「今」という自身の哲学的命題を、テキストの読みかえを通して探究する。カントの引力圏からの飛翔を試みる知の冒険。

目次

1 時間・自由・因果性(「今」への問い;時間における自由;自由による因果性;時間の超越論的論証 ほか)
2 現象と仮象(ランベルトの現象学;ファイヒンガーの虚構主義)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんすけ

18
カントが時間の概念を呈してから250年になろうとしているが、未だに時間が常識で捉えられることがない。 カント以後にも、ベルグソン、ハイデガーがそれを語ったが、「捉えられる」ということ自体が不可能なのかもしれない。 なぜなら時間には未来がないことが明らかなのに、あたかもあるように語る安本丹が絶えることがないからである。 本書の中心に「今」がある。そして「今」が把握できないことが語られる。 当然のことだ。把握しようとした瞬間に「今」の出来事は過去のものとなるからだ。 2024/09/01

mkn 14th

0
再読したい2017/04/26

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