内容説明
近代日本幕開けの原動力は何か。西洋列強の脅威にさらされた日本は国際社会に如何に参加していったか。本書は、維新期の四年間を我国で過した英国外交官の眼が捉えた臨場感あふれる記録である。明治天皇・徳川慶喜との会見、時代を先導した藩主や志士達との交流、外国人襲撃事件、維新の波の中に迸り出る民衆の底力等を鮮明に綴る。「外圧」にゆれる現代日本にとっても示唆に富む貴重な史料である。
目次
第1章 日本への赴任
第2章 将軍との会見
第3章 加賀から大坂への冒険旅行
第4章 内戦と備前事件
第5章 容堂公と堺事件
第6章 天皇の謁見
第7章 大坂での外交交渉
第8章 旧体制から新体制へ
第9章 エジンバラ公の訪日



