目次
1 プレリュード(差異の過剰からの芸術―ベルクソンの望遠鏡;外部からのデュシャン)
2 インテルメッツォ(痕跡から結晶するもの;エクリチュールの諸場面;フィギュールの脱演劇装置;身体の交通線)
3 ポスト・コーダ(漂流するイマージュ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どらがあんこ
7
ベルクソンだけに留まらないのは良くも悪くも裏切られた感じ。誘うような文体で書かれている。2019/08/20
heroworld
1
軟体動物のようにおいしてくて仕方がない人、私にとってベクルソンとはそのような存在に他ならない。というあとがきの始まりがあるように著者の愛を感じる。今なら興味深く読む読者は多いはず。 ”詩という仕事について” でボルヘスが引用しているバークリー主教の文を、「主教は、リンゴの味覚はリンゴそのものには無く─リンゴ自体は味を持たない─リンゴを食する者の口のなかにも無い、両者の接触が必要である」2016/09/14