内容説明
ギリシアの神々と英雄達の物語をいきいきと描き、全世界の家庭で親しまれてきた歴史的名著。ホメーロス、ヘーシオドスの古典をもとに、天空の神・ゼウス、美と愛の女神・アプロディーテー、海の神・ポセイドーン、太陽神・アポローンなどを中心にしたさまざまな神話と伝説の世界が展開する。科学技術優先の時代にあって、内なる自己発見への旅とロマンティシズムを呼び起こす神話物語の最高傑作。
目次
プロメーテウスとパンドーラー
アポローンとダプネー―ピューラモスとティスペー
ケパロスとプロクリス
ヘーラーと、その恋仇イーオーとカリスト
アルテミスとアクタイオーン―レートーと農民たち
パエトーン
ミダース―バウキスとピレーモーン
ペルセポネー―グラウコスとスキュラ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彬
6
「ギリシア神話の知識を手軽に得る」が目的のようですが、見事に成功しています。西洋の歴史、絵画、文学や詩などを理解しようとすると、ギリシア・ローマ神話の知識はどうしても必要になります。それを踏まえると、この本を読むだけでかなり理解が深まるのではないでしょうか。面白かったので下巻も読むことにします。2010/12/09
冬樹
1
その話を引いてある詩の紹介があったのがよかった。今まで読んだことのある本の中にも結構ギリシア神話からの引用があるようで、気づけなかったのは惜しかったなと。/エピソードひとつひとつがコンパクトにまとめられていて掴みやすかった。メーデイア関連の話が好き。2020/08/03
Metonymo
1
ミルトン、バイロン、キーツらの作品に引喩されている箇所を紹介しながらなので、さらに面白い。2013/05/30
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