講談社学術文庫<br> 御岳巡礼―現代の神と人

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講談社学術文庫
御岳巡礼―現代の神と人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061591486
  • NDC分類 163.1
  • Cコード C0139

内容説明

御岳信仰は、日本人の精神と行動の基層にある超自然的信仰を代表するものである。文化人類学者としてタイ、スリランカ等の宗教と社会の実地調査を重ねてきた著者が、本書では御岳講の列に連なって「神おろし」と呼ばれる憑霊現象はじめ、登拝巡礼の実態を報告する。御岳教の教団史を辿り、古来この信仰がどのように守られてきたかをも考察、霊山信仰を通して〈日本の神〉の本質を明らかにした意欲作。

目次

プロローグ 神がおりる
御岳へ
登拝
御岳信仰史のスケッチ
巡礼のプロセス
信仰活動
エピローグ 神と人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「剣ヶ峰の御嶽神社の御斎神は、大己貴命と少彦名命であり、王滝口の頂上の御嶽神社の御斎神は、国常立尊と少彦名命の二神であって…少彦名命を祀るのは同じであるが、他の一神は異にしている…御岳の神々は、他にも摩利支天とか白竜王とか、多くを数える」「御岳という山が神々の山であるとともに神の山であり、全にして一という日本の神の本質を示している。だが、全にして一といっても、その全には無数の個が含まれており、個は独自の活動をする。信者の方も、どの神さんも拝むことでは同じといいながらも…ご利益の性質はある程度区別している」2018/01/04

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