内容説明
18世紀後半、英京ロンドンの南西セルボーンに住んだギルバート・ホワイトは、敬神の念篤く、世に隠れ自然を友とする清廉な生涯を送った。深く草木動物を愛したホワイトは、美しい山野を歩き自らの眼で確かめた観察を達意の文に綴り、二人の著名な博物学者ペナントとバリントンに届けた。その書翰集こそ本書。ファーブル、ダーウィンを先導し、たとえ英国は滅びても本書は不朽と讃えられた名著。
目次
たとえ英国が滅びても本書は永遠に残るだろう
第1部 自然の生態―ペナント氏宛の手紙(ハンプシア州セルボーン;カシの木と母カラス;貝の化石;石各種;勤勉な人々 ほか)
第2部 自然の胎動―バリントン氏宛の手紙(夏の渡り鳥 冬の渡り鳥;歌う鳥;鳥学の普遍的法則;養い親を見分けるカッコウの才能;贋の卵をなぜ抱卵するか ほか)
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